既存のECサイトやネットショップに出品するのもいいですが、確実に利益を出したいと思っているなら、ネットショップを開業するのもありです!
運営費はかかりますが、手数料や送料等のコストはかからないのでオススメですよ◎
「ネットショップを開業するにはどのくらい資金が必要?」
「ネットショップ開業に必要なものを教えてほしい!」
今回は、ネットショップを開業したいと思っている人のために、どのくらいの資金が必要なのかを解説していきますね◎
これからネットショップを開業したいと思っている人や、何から始めればいいのかわからない人は、しっかり把握していきましょう。
よくわかる解説
- 新規開設には最低でも10万程度かかる
- コストを抑えたいなら無料ASPもあり
- 規模を拡大したいなら有料ASPがおすすめ
ネットショップを開業する場合はどのくらい資金が必要?
ネットショップを新しく開業したいと思っているなら、ある程度の資金が必要です。
「どれくらい必要なの?」という人もいると思いますが、運営する規模や必要な機材によって異なります。
ただ、一般的な見解を言うと、開業資金は20~30万円は確保しておいたほうが良いです!
最近では、無料でネットショップを開業できるようなところも存在します◎
必要コストを最小限にするなら、1万円程度で開業することもできますよ!
詳しい内容は後述しますが、ネットショップ開業に最低限必要なのは、以下の通りです。
【ネットショップ開業に”最低限”必要なもの】
- レンタルカートシステム
- 運営サイト・サービス
- 仕入れ商品
レンタルカートシステムを、一から作成する場合は、外注費用が掛かるのでそれだけで30~50万円程度かかる可能性もあります。
しかし、BASEやメルカリ等を使えば、コストをカットできます。
※その分制限はありますが…
ネットショップ開業に必要な経費一覧を紹介!
ネットショップをこれから開業しようと思っているなら、開業資金を捻出しておくことが重要です。
「どのくらいの費用・経費が掛かるか知りたい!」と思っている人もいるので、各種経費一覧を紹介しますね◎
これから紹介するのは、あくまでも開業に必要な最低限の費用です。
ネットショップ開業に必要な経費
- 運営に必要なパソコンの購入費用
- 専用ソフト・サイトの運用費用
- 決算・確定申告に必要な会計ソフトの費用
- その他雑費
一から開業する場合は、パソコンから用意しなければなりません。
すでにパソコンを持っている人でも、ネットショップが運営できるようなスペックではないと、意味がありませんよ!
運営に必要なパソコンの購入費用:5~10万円程度
まず、ネットショップを開業するにはパソコンが必要です。
新品のパソコンを購入するのも良いですが、サクサク動くもので、ネットショップが運営できるようなパソコンなら中古でも構いません。
Windowsを使うなら、OSは最低でもWindows8以上のものを使いましょう。
中古パソコンには、7以下のものが販売されていることもありますが、サイトがそもそも対応していない可能性があるのでオススメしません。
ノートとデスクトップの二つがありますが、基本的にはどちらでも構いません。
【デスクトップの場合】
- ハイエンド型:10~20万円
- 通常モデル:8~10万円
- 中古モデル:5~8万円
【ノートの場合】
- ハイエンド型:10~20万円
- 通常モデル:5~10万円
- 中古モデル:3~5万円
この様に、パソコンによってコストは異なります。
レンタルカートサービスが使えるものや、専用ソフトが使えるくらいのスペックなら、基本的に問題ありません。
将来的に、サーバーを強化して多くの商品を販売する場合は、それなりのスペックも必要なので、最初からハイエンドモデルを購入しておくのも良いでしょう。
専用ソフト・サイトの運用費用:月額2万円~3万円程度
ネットショップを開業する場合は、パソコンを購入した後に、それぞれ専用ソフトを用意しなければなりません。
開業するネットショップにもよりますが、最低限以下のソフト・サイトの利用が必要です。
【新規でネットショップを立ち上げる際に必要な物】
- 画像編集ソフト:無料~1,000円/月程度
- セキュリティソフト:2,000円~3,000円/月
- レンタルサーバー代:1,000円~3,000円/月
※サーバー容量によって異なる- カートシステム:無料~1万円/月
- ドメイン取得料金:取得ドメインによって異なる
※数百円~数万円
商品を仕入れた際に、サイトに出品するわけですが、それぞれ画像が必要です。
綺麗な写真を掲載したいなら、画像編集ソフトが必要です。
有名なもので言うと、Photoshop等が挙げられますが、最近では無料で有料ツール並みに加工できるものもあります!
そこまで求めないなら、GIMPというツールを使うのもありです!
※私が普段から使っているツールです◎
ハッキングを防止したいなら、セキュリティソフトも用意しておきたいところです。
月額2,000円程度で利用できるものもあるので、サイトを守るためにもしっかり導入しておきましょう!
その他、レンタルサーバーやレンタルカートサービスについては、ネットショップを運営する上で必要不可欠です!
コストは、利用するものによって異なりますが、BASEのように既存のレンタルカートサービスを使うなら、サーバー代やドメイン代はかかりませんよ◎
補足:サーバー代・カートサービス代について
ネットショップを運営する際は、専用のソフト以外に、サイトの運営コストがかかります。
先ほど紹介したのは、いずれも毎月かかる固定費ですが、サイトの運営をしていく場合は、以下の利用は必須です!
【サイト運営に必要なコスト】
- レンタルサーバー代
- カートシステム代
- ドメイン取得・利用料
レンタルサーバーとは、ネットで住所を置く場所のようなイメージです。
家を建てる時に、土地が必要になりますが、レンタルサーバーはそのようなイメージです。
「サイトを開設する代わりに土地代(サーバー代)を払ってね」という認識なら、わかりやすいと思います!
運用するサイトにもよりますが、基本的には年額・月額支払いのいずれかになります。
ネットショップを運用するなら、1,000円~3,000円程度の利用料がかかります。
次に、カートシステムですが、こちらはネットショップに必要不可欠なものです。
簡単に説明すると、「カートに入れる→商品を購入する」という流れができるものことです。
GMOが提供するMakeshop などが有名であり、利用料はピンキリです!
※月額1万円以上かかるところもある
レンタルサーバーを契約したら、そこに住所を置く必要があります。
その際に必要なのが、ドメインです!
サイトには、「○○.jp」「○○.com」等の固定のドメインが設定されています。
ドメイン契約サイトでは、あなたが指定するドメインを選べば契約できるようになっています。
上記のように、取得するドメインによって料金は異なります。
私が利用しているお名前.comというサイトでは、契約年数によって料金が異なり、契約日が満了したら自動的に更新される仕組みです◎
ネットショップを運営する上で、いずれも固定費として計算するものなので、予算に合わせてねん出すると良いでしょう。
決算・確定申告に必要な会計ソフトの費用
物販ビジネスをする場合は、副業でも本業でも会計をしなければなりません。
ネットショップを一から立ち上げる場合は、経費などもあると思うので、会計ソフトを用意しておくと良いでしょう◎
法人化する場合は決算、個人事業の場合は確定申告が必要です。
それぞれ、年間でどのくらいの売り上げ・所得が発生したのかを計算しなければなりません。
- 副業の場合:雑所得20万まで控除される
- 確定申告(白色の場合):基礎控除48万円
- 確定申告(青色の場合):基礎控除48万円+特別控除65万円
- 決算の場合:売上-経費の割合に対して課税
※累進課税
いずれも、売り上げや仕入れ代金を計算するためには、帳簿付けが必要です。
紙ベースで管理する人もいるみたいですが、最近では便利な会計ソフトなども提供されています。
利用するソフトにもよりますが、弥生会計は大企業でも導入されているので、しっかり活用していきたいところです。
料金は、1年間で26,000円程度です◎
月々2,000円程度なので、ネットショップを開業しようと思っているなら、しっかり用意しておきましょう!
確定申告については、以下の記事で詳しく解説しているので、物販ビジネスを始めたい人は目を通しておいてくださいね♪
その他雑費
ここまで紹介したのは、ネットショップ開業に必要な必要最小限のコストです!
上記のツールやソフトを用意すれば、ネットショップを”開業”することは出来ます。
しかし、運営していくためには、それぞれ機材が必要になるので、雑費として紹介しますね♪
カットできるコストは抑えて、必要最小限の出費にしていきましょう◎
【ネットショップ開業にかかるその他雑費】
- プリンター代金
→5,000円~1万円程度+インク代3,000円- デジタルカメラ代金
→1万円~3万円- スマホ代金
→初期費用+月額固定費- 梱包資材
→月5,000円程度- 仕入れ代金
→仕入れ規模によって異なる- 送料・手数料
→ショップによって異なる
プリンターやデジタルカメラについては、ほぼ必須の機材です!
納品書の印刷に使うこともありますし、商品撮影をするにはデジタルカメラも必要ですからね◎
ヤフオクにある商品を見ると、このように素人感が出るような出品をしている人もいます。
いくらきれいに撮影しても、背景や画質が悪いと購買意欲が失せます…
梱包資材や仕入れ代金については、運営する規模によって異なるので、調整しながら用意していきましょう!
補足:古物商許可証について
ネットショップを開業して物販ビジネスをする場合は、取り扱う商品によっては古物商許可証を取得する必要があります。
基本的に、「仕入れ→出品」の手順を踏んで運営していくなら、許可証の取得は必須です。
【古物商許可証が必要ない場合】
不用品転売- OEM・ODM
- ハンドメイド品の出品
- もらいものの出品
販売意思がないものを売る場合や、一から自分で製造・販売までするものであれば、許可証の必要はありません。
しかし、既存の商品をメーカーや店舗から仕入れて転売する場合は、古物営業法の範囲で商品が”古物”に分類されるので、古物商許可証が必要です。
古物商許可証とは、継続的に古物を販売して利益を出すために必要な許可証であり、物販ビジネスをする人は取得する義務があります。
新しく申請するには、申請手数料19,000円と住民票やその他書類の手数料を含め、20,000円程度かかるので、物販ビジネスをする前に用意しておきましょう!
古物商許可証についての詳細は、以下の記事を参考にしてくださいね♪
ネットショップ開業をして初月にかかるコストは?
ネットショップ開業で最低限かかるコストについて解説しましたが、「初月で大体いくらぐらいかかるの?」という人もいると思うので、シーン別に解説していきます!
開業資金を抑えたい人や、効率よくスタートダッシュを切りたいなら、ランニングコストについてしっかり押さえておきましょう。
【一からネットショップを開業する場合】
- パソコン購入費:5万円
- 画像編集ソフト:無料
- セキュリティソフト:月2,000円
- レンタルサーバー:月1,000円
- レンタルカートシステム:月5,000円
- ドメイン取得料金:1,000円/年額
- その他雑費:3万円
- 合計:8.9万円(内月額8,000円)
まず、一からネットショップを開業する場合は、底値で計算した場合10万円程度かかることがわかります。
毎月固定費でかかる費用はほかにもありますが、仕入れ代金を除くと10~15万円程度のランニングコストがかかります。
次に、既存のサービスを使った場合の費用です。
【既存のサービスを使った場合】
- パソコン購入費:5万円
- 画像編集ソフト:無料
- セキュリティソフト:無料
- レンタルサーバー:無料
- レンタルカートシステム:無料
- ドメイン取得料金:無料
- その他雑費:1万円程度
- 合計:6万円
BASEを使ってネットショップを開業した場合、月の固定費はほとんどかかりません。
送料・手数料等は、仕入れる商品にもよりますが、見積もったとしても1万円程度。
パソコンを最初から持っている場合は、雑費しかかからないので1万円で開業することができます◎
コストを抑えたいなら、既存のレンタルカートサービスを使って販売するのもありですよ!
(その分販売できる商品の制限があります)
これに合わせて、仕入れ代金をプラスしなければならないので、最低でも20万円~30万円程度は用意しておくと良いでしょう♪
最低限ネットショップ開業に必要なものは?
ネットショップを運営する上で必要な開業資金について解説したので、最低限必要な機材・器具を紹介しますね!
仕入れ商品があることを前提とした場合、以下の機材が必要です。
ネットショップ開業に必要なもの
- パソコン・プリンター
- 商品撮影・編集をする機材
- カートシステム
- 専用サーバーとドメイン
- 梱包資材
いずれも、費用の説明とともに詳しく解説したので、簡単におさらいしていきます◎
すでに機材がある人や、「これはまだ用意できてないな…」という人は、紹介する内容をしっかり把握しましょう!
パソコン・プリンター
まず、パソコンとプリンターについてです。
パソコンに関しては、ネットショップを運営する上で必須な機材です!
「スマホだけで運営できるよ」という人もいますが、規模を拡大したいと思っている人や、取り扱う商品数が多い場合は、スマホだけでは困難…
それに、スマホで出品する作業は、パソコンで簡単に効率化することができますし、トータルで考えた時に、パソコンを使ったほうが良いです!
レンタルカートや編集ソフトによって、対応しているOSが異なるので、コストを抑えて中古パソコンを購入する場合は要注意です!
また、ネットショップを運営する際はプリンターを用意しておきましょう。
こちらは、納品書等を印刷する際に使えますし、商品によってはラベル等を印刷することもあるので、用意しておくとベスト!
基本的に、A4サイズの紙が印刷できるプリンターならどれでも良いので、稼働品の中古プリンターで代用するのもありですよ◎
商品撮影・編集をする機材※照明・カメラ等
ネットショップで出品する商品は、カメラ等で撮影しなければなりません。
その際に、画質が悪いものはマイナスイメージになることが多く、価格差がある商品でも購入に発展することは少ないです。
特に、中古品の場合は「もしかしたら不良品では?」と思ってしまうからです。
そのため、最低限写真をきれいにするような、撮影機材・編集機材を用意しておくと良いでしょう。
商品撮影をする際は、このようなコンパクトデジタルカメラでもよいです!
また、最近ではスマホのカメラも精度が上がっているので、そちらで代用するのもありですよ!
こちらは、ヤフオクで販売されている商品例ですが、ストア出品されているものです。
業者が撮影しているものは、白バック背景のものであり、商品が全体的にわかりやすく撮影されています◎
「カメラ 照明」等で調べると、このように商品が出てきます。
白バックの背景に、照明と合わせて撮影すれば、業者顔負けのきれいな写真を掲載することができますよ♪
既存のカメラを使えば、5,000円程度で購入できるので、ネットショップ開業前に用意しておくと良いでしょう。
カートシステム
次に、カートシステムです。
ネットショップを開業する際は、カートシステムが必要であり、これがないとネットショップを運営することができません。
一からネットショップを作る場合は、カートシステムがあるサイトと契約しなければなりません。
基本的には、初期費用+月額費用で運営していくことが多いです。
【有料カートASP一覧】
- カラーミーショップ
→初期費用:3,000円、月額費用3,000円- Futureshop
→初期費用:22,000円、月額費用22,000円- ショップサーブ
→初期費用:15,000円、月額費用11,400円- Makeshop
→初期費用:10,000円、月額費用10,000円
有料のものであれば、このように月額費用がそれぞれ異なります。
費用を抑えつつ、商品ラインナップを充実させたいなら、Makeshopがオススメです◎
GMOが提供しているサービスであり、販売手数料は0円であり、ランニングコストは月額費用と初期費用の2万円のみです!
データ容量は20GB以上であり、最大10,000点まで商品登録が可能!
カード決済手数料は、業界の中でもかなり安く、販売価格の3.6%ですよ◎
途中解約も可能ですし、レンタルカートサービスで迷っている人には最適です!
【無料カートASP一覧】
- BASE
→月額費用、初期費用、販売手数料無料- STORE.jp
→月額費用、初期費用、販売手数料無料
「有料のレンタルカートはお金がかかるから…」という人は、無料のレンタルカートを使うのもありです。
現状で利用できるものでは、上記の二つですが、かかる費用はカード決済手数料のみです。
BASEの場合は、3.6%かかりますが、サービスを利用するためには3%の費用が掛かるので注意しましょう。
STORE.jpの決済手数料は、どの商品も一律5%です!
専用サーバーとドメイン
一からネットショップを開業するなら、専用サーバーとドメインが必要です。
それぞれ、役割を紹介すると以下の通りです。
【各種サービスの役割】
- 専用サーバー:運営サイトを管理するために必要なサービス
※ドメインを置く際に必要な土地のようなもの- ドメイン:運営サイトに個別で設定されてるもの
※ECサイトの住所のようなもの
無料のASPを使う場合は、あらかじめ運営している企業が大規模なサーバーを持っているので、契約する必要はありません。
しかし、有料のASPを使って運営する場合は、独自でサーバーを契約する必要があります。
当ブログも、独自のサーバーで管理しています。
レンタルサーバーを使うことで、サイトを運営しやすくすることが可能です。
ドメインは、各種サイトに割り当てられている住所のようなものです。
同じものは存在せず、サイト一つ一つに割り振られています◎
梱包資材
ネットショップを開業した場合は、開業しただけで満足してはいけません。
あくまでも、開業はスタート地点に立っただけであり、序章にすぎないからです。
商品を掲載して、消費者からサイトが認知されて、購入されるまでがゴールです。
仕入れ商品が売れた場合は、消費者に届ける必要がありますが、その際に必要になってくるのが梱包資材。
【梱包に必要なもの】
- 段ボール
- ガムテープ
- 衝撃吸収材
※エアパッキン等
最低限これらの資材があれば、安心して商品を届けることができます◎
段ボールについては、無地のものがベストであり、検索すれば出てきますよ!
そのまま消費者にお届けするので、きれいな無地のものがベストです◎
また、壊れやすいものではなくても、衝撃吸収材があると破損もありませんし安心です!
プチプチって100均で買えるんだ pic.twitter.com/0yPsGwkB0y
— レジン雑貨製作処Rey (@zaxtudokoro) March 24, 2020
最近では、100均に販売していることもあるので、事前に用意しておくと良いでしょう。
最初のうちは、どのくらいの商品が売れるのかを把握できないため、売れたら購入するという流れで行っていきましょう。
2~3か月運営していく中で、ある程度月間の販売個数がわかってくると思います。
その場合は、ロットで購入すると1つ当たりの費用も安くなりますよ◎
ネットショップ開業資金を抑える方法を徹底解説!
ネットショップを開業したいと思っている人で、少しでも開業資金を抑えたいと思っているなら、これから紹介する方法を実践すると良いでしょう!
ネットショップの開業には、ランニングコストが最低でも10万円以上かかりますし、初期費用を捻出できない人には厳しいです…
ただ、以下の方法で行えば開業資金を抑えることができますよ◎
ネットショップの開業資金を抑える方法
- 無料のレンタルカートシステムを使う※要注意
- メルカリやラクマを使う
- 中古の機材をそろえる
レンタルカートについては、有料のものを使わなくても、無料のもので代用できるケースがあります。
サイト規模を拡大したい人や、独自ドメインを取得して運営していきたい人は、有料ASPのほうが良いですが、こだわりがない人は無料ASPで始めるのもありです◎
無料のレンタルカートシステムを使う※要注意
ネットショップを開業する際に、ランニングコストの負担になるのが、レンタルカートシステムです。
ネットショップには必要不可欠であり、サイトによっては月額・初期費用を含めると、2万円以上するところもあります…
初期費用を抑えたいという人は、無料のレンタルカートシステムを使うのもありです。
先ほど触れましたが、代表的なのはBASEです。
費用が発生するのは、カード決済手数料とサービス利用手数料のみです。
今から開設することも可能であり、「今すぐにでもネットショップ・ECサイトを始めたい!」という人には最適ですよ!
しかし、無料のASPは有料のものに比べて、デメリットも多いです…
【無料ASPのデメリット】
- 登録点数が限られる
- 容量が有料ASPよりも少ない
- 簡単なカスタマイズができない
- サイト移管・ドメイン移管ができない
個人的に、デメリットだと思うのは、サイト移管・ドメイン移管ができないという点ですね…
サイトの規模が拡大して、利益が伸びてきたときに、別のサーバーやドメインへの移管を考えることがあります。
しかし、無料ASPでは、「https://独自ドメイン.サービス名.jp」のように、サービス名のドメインが入っています。
超簡単に説明すると、新しくECサイトを立ち上げて、最初からスタートするしか方法はないのです。
その場合、サイトの知名度もゼロからのスタートですし、集客から始めなければなりません…
メルカリやラクマを使う
ネットショップを一から開業するのに抵抗がある人や、コストを抑えたい人はメルカリやラクマを使うのも方法の一つ。
メルカリ・ラクマには、レンタルカートサービスが存在しますが、無料で使うことができます。
ネットショップの場合は、一から契約しなければならないので手間がかかります。
メルカリ・ラクマに関しては、フリマアプリが提供するカートサービスを利用する代わりに、手数料を支払う条件で利用できるわけです。
【メルカリ・ラクマの特徴】
- メリット:無料で簡単に利用できる
- メリット:集客がしやすい
- デメリット:販売手数料が高い※最大10%
- デメリット:民度が低い
フリマアプリは、インストールすればだれでも使うことができるので、最近では主婦やサラリーマンの副業として行っている人もいます。
お小遣い稼ぎで行う人も多く、フリマアプリで貯めた資金を、ネットショップの開業資金に回すのもありですよ◎
メルカリの値下げ交渉で何言ってんの? pic.twitter.com/NfeZ6JL14E
— 戴典(妖怪お城なぐーる♪) (@taiten_songo) July 5, 2020
しかし、フリマアプリにはデメリットもあり、民度が低いという点が気になります…
メルカリやラクマは、アカウントさえ作れば、小学生・中学生でも作ることができます。
中古品を相場以上で売っていると、変なコメントをされることもあるので、ペースが乱れることも少なくありません…
この辺を考慮しながら、フリマアプリを使うかどうか検討すると良いでしょう。
中古の機材をそろえる
メルカリやラクマを使わず、一からネットショップを開業する場合は、中古の機材をそろえてから開業するのもありです。
まさに、経費削減であり、ランニングコストを抑える方法として紹介することができます。
ネットショップを開業する際は、様々なコストがかかりますが、必要機材がそれぞれ存在します。
しかし、ものによっては中古品で代用できるものもあるので、代用していきましょう!
【中古品で代用できるもの】
- パソコン
- プリンター
- セキュリティソフト※要注意
- 照明
- デジタルカメラ
- スマートフォン
この辺の機材は、中古品で代用可能です!
パソコンやプリンターについては、ネットショップ開業で最も料金がかかるので、中古品を使ってコストを抑えたいところ。
しかし、スペックを妥協してしまうと、ソフトを使えないケースもあります。
そのため、ある程度のスペックで、ネットショップが運営できるようなものをチョイスすることをオススメします!
その他の機材についても、最低限ネットショップが運営できるようなものであれば、半分以下で購入できるので、コスト削減になりますよ!
ネットショップを開業する際にオススメの資金調達方法5選!
ネットショップを開業しようと思っている場合、ランニングコストは規模によって異なります。
小規模であれば、10万円程度に抑えることができますが、ある程度の規模を保証するなら20~30万円程度が必要です。
さらに、初期費用と固定費は別で、毎月の固定費を計算しながら運用していく必要があります。
最初のうちは集客なども行う必要があるので、広告などを打つこともあるため、何かと資金が必要です。
(一般的なECサイトで100万円程度かかります)
「そんなお金捻出できないよ…」という人もいると思うので、資金調達の方法を解説しますね!
ネットショップ開業の資金調達方法
- 日本政策金融公庫
- 信用金庫
- クラウドファンディング
- 個人融資
- カードローン
いずれも、資金調達の方法としては最適です。
また、ネットショップを開業する資金とは別に、商品を仕入れる資金も必要なので、100万円単位で融資を受ける人も少なくありません。
日本政策金融公庫
物販ビジネスの資金調達の方法で一般的なのは、日本政策金融公庫です!
名前の通り、国が運営している金融機関であり、管轄は財務省です。
個人・法人のどちらでも融資が可能なので、ネットショップを開業したいと思っている人の助け舟的存在になってくれるでしょう。
融資の難易度は低いですが、給付金詐欺等の影響から、融資を受けるには緻密な事業計画書が必要になってくるので要注意です!
【最低限必要な内容】
- 具体的な事業の概要
- どのくらいの収益が出るか
- そのうちの何%が返済に回せるか
- 最低限必要なお金はどれくらいか
これを含めて提出することで、融資が受けられる可能性が高まります◎
また、日本政策金融公庫で融資を受ける場合は、メリット・デメリットがあるので、それぞれ把握しておきましょう!
金融公庫で融資を受けるメリット・デメリット
- メリット:金利が他の手段よりも低い
- メリット:資金調達の難易度が低め
- メリット:返済期間が最長10年
- デメリット:開業資金を100%ねん出することは不可能
- デメリット:申請→融資まで時間がかかる
以下は、日本政策金融公庫の金利のパーセンテージです。
年利はわずか1%~2%程度であり、銀行融資や消費者金融に比べると、安いことがわかります。
※銀行融資:3~5%程度、消費者金融:15~18%
資金調達の難易度は、事業計画書次第ですが、比較的申請が通りやすいイメージ。
さらに、返済期間は7~10年と決めることができ、計画的な返済をすることができます!
※現在は感染症の影響で15年以内に引き伸ばし
しかし、デメリットも存在し、日本政策記入公庫では自己資金がある程度用意しないと、融資を受けることができません。
開業資金に500万円必要な場合、500万円全額融資をしてもらうことはできないので注意しましょう。
(あくまでも目安ですが融資額の30%といわれています)
公庫で借りる場合は、1~2か月の融資期間を設けているので、他の金融機関に比べると、少し捻出するのが遅くなるのもデメリットですね…
信用金庫
公庫で融資を受ける場合は難易度が低いのでオススメですが、融資期間があるのでスピーディに物販ビジネスをしたい人には不向きです。
そういう人にオススメなのが、信用金庫です!
「どういう金融機関なの?」という人もいると思うので、簡単に説明すると民間が運営している銀行のことを指します。
個人・法人のどちらも融資を受けることが可能で、開業資金を捻出するためには頼りたい金融機関といえるでしょう。
信用金庫は、地銀と連結しているところも多く、メガバンクに比べると”地域密着型の銀行”というイメージ。
サラリーマンでも、気軽に融資を受けられるので、ネットショップの開業資金を融資してもらいたい人は最適です!
信用金庫で融資を受けるメリット
- メリット:個人・小規模企業向家の融資プランがある
- メリット:審査基準が一般的に緩い
- デメリット:金利が高すぎる
信用金庫は、地域を活性化させるために積極的に融資をしていることが多く、新規事業・開業を応援しています。
特に、開業して間もないころに、銀行に相談に行くと融資をする流れなどを一から教えてくれるので、始めて融資を受ける人には最適です!
今日は信金と4号認定融資について打ち合わせ。
昨年12月に融資受けたばっかりだけどどうなるか?
基本的に固定費の数ヶ月分が目安とのことですが、当社は固定費が極端に少ない(T . T)
担当者さんの作文にかかっております^_^— たけのこ (@C4CAyNZ1VSly1ny) May 17, 2020
地銀・メガバンに比べると、融資が受けやすいイメージで、実際に融資を受けたという人も多いです。
個人的な感想ですが、物販ビジネスをする人は、公庫か信金で融資を受けているイメージが多いですね!
ただ、一つだけ注意しなければならないのが…
金利が高いということです!
信金は、1,000万円単位の融資というよりは、100万円単位の小規模融資が多いです。
貸し付けの難易度を低くする代わりに、金利で回収しているわけです。
融資を受ける信金によって異なりますが、3~5%の年利です。
公庫に比べると、2倍以上に年利なので、金利が高い場所で借りたくない人は要注意ですね…
また、公庫同様に全額融資をすることは難しく、一般的に15~20%程度の自己資金が必要です。
500万円の融資を受ける場合は、100万円の自己資金を捻出した後に審査を通さないと、融資を受けることはできませんよ!
クラウドファンディング
融資の形も、徐々に変わりつつあります。
その代表例として挙げられるのが、クラウドファンディングです!
私も、物販ビジネス以外に様々な事業を展開しているのですが、クラウドファンディングで融資を受けているものもあります。
本来、公庫や銀行等では、年利でリターンを求めますが、クラウドファンディングは形でリターンをすることが多いです。
特定の事業に協賛してくれる人を募集して、融資を受ける代わりに、金額に応じたリターンをするようなイメージです。
最近では、芸能人やモデルが起業するときにも使われており、資金集めの方法の一つとして紹介できます!
クラウドファンデイングのメリット・デメリット
- メリット:返済プランがない
- メリット:短期間で多くの融資を集められる
- デメリット:事業によっては一切資金が集まらない
- デメリット:リターンを考えるのに時間がかかる
本来、融資を受ける場合は、金額に応じて年利に合わせた返済をしなければなりません。
しかし、クラウドファンディングは、融資よりも投資というイメージであり、資金を返済することはほとんどないです。
こちらは、有名なクラウドファンディングのサイトですが、様々な事業計画が公開されています。
事業に賛同することができる人が、お金を投資するようなイメージです。
投資してくれた金額に応じてリターンが用意されており、投資金額が多ければ多いほど、特別なリターンを受けることができます。
ネットショップを開業する場合は、以下のリターンが考えられますね♪
ネットショップを開業する際のリターン
- 一定期間○○%オフ
- 毎月○○%オフクーポン
- 特別セールご招待※クローズドメディアにて
リターンは自分で設定することができ、投資者にメリットがあるものを提示すれば、資金集めも簡単になります。
資金調達の方法としてはベストですが、事業計画によっては一切資金を集めることができない可能性もあります。
100万円の資金を捻出するとして、期限内に80万円の資金しか集まらなかった場合、その計画は白紙に戻ります。
80万円の資金は、投資者に返金されるような仕組みです。
資金調達の難易度は低いですが、判断は投資者次第というところになるので、ち密な事業計画書を用意してからにしましょう!
個人融資
融資の難易度も低く、リスクが低いのが個人融資です。
しかし、個人融資はそれなりの信用が必要であり、返済額・期間に応じては信用が一気になくなる可能性があるので、注意しましょう。
公庫や信金などの金融機関からの貸し付けが不可能で、クラファン等でも資金を集めることができない場合、家族や知人から個人融資を受ける方法もあります。
この場合、審査もありませんし、相手がOKをすれば借りることができるので、融資難易度はそこまで高くありません。
ただ、個人的にはデメリットのほうが大きいので、確実に返済できるという見込みがある人しか、実践しないようにしましょう!
個人融資を受けるメリット・デメリット
- メリット:利子をつけるかは個人次第
- メリット:返済期間が自由に設定できる
- デメリット:関係が疎遠になる可能性がある
- デメリット:怠慢になりやすい
金融機関から融資を受ける場合は、借りた金額+年利に合わせた利子を返済する必要があります。
しかし、個人融資の場合は、「借りた金額をそのまま返してくればいいよ」という人が多いので、利子をつけるかどうかは個人次第です。
さらに、返済期間も自由に設定することができます。
(個人的には早い段階で返済したほうが良いです)
その反面、返済に送れてしまったり、一定期間返済してバックレてしまった場合は、信用を失う可能性もあります。
個人融資の場合は、最悪返済しなくても咎められることはありませんが、その人との関係は切れてしまうでしょう。
それに、「返済期間もない・利子もない」という状況に置かれたら、人間は高確率で怠慢になります。
【個人融資で起きること】
- 赤字でも特に気にしなくなる
- 返済に追われないので手を抜く
- 最終的には閉業する
この様に、個人融資はデメリットのほうが大きいと思います。
定期的に返済することができるならまだしも、そのめどが立っていない場合は、利用しないほうが良い資金調達方法ですね!
カードローン
最後に紹介したいのが、カードローンです。
キャッシングができるカードを発行して、融資を受けるというものです。
こちらの方法は、通常の融資に比べると難易度はかなり低いのでオススメですよ!
手順は、非常に簡単ですし、開業資金を捻出したい人は積極的に使っていきましょう。
【カードローンで融資を受ける手順】
- キャッシングのカードを発行する
- 限度額に合わせてキャッシングする
この手順で、簡単にキャッシングすることができます。
最近では、クレジットカードにキャッシング機能がついているものも存在するので、そちらも利用すると良いでしょう◎
カードローンは、発行するカードにもよりますが、一度に100万円以上の融資を受けられることもあります。
銀行などの融資に比べると、最短即日で審査が終了するので、早い段階でネットショップを開業したい人にはオススメですよ!
しかし、年利は通常の融資に比べると高め…
借りることができる難易度が低い分、金利が高めに設定されているわけです。
余談ですが、ポイントサイト経由で発行すると、ポイントが付与されます!
発行だけでポイントが付与されるものから、一定金額キャッシングしたときに付与されるパターンもあります。
番外編:せどり・転売を行う
番外編として紹介したいのが、せどり・転売を行うという方法です。
融資を受ける難易度はそこまで低くありませんが、少額の融資を受ける場合は断られるケースも少なくありません。
20~30万円程度の資金は、キャッシング等でも借り入れることができますが、利子率等を考えると、負担になることもあります。
そのため、せどり・転売といった物販ビジネスを行って、開業資金をねん出するというのも良いでしょう。
物販ビジネスは、10万円程度の資金があれば簡単に始めることができます。
(自己資金10万円でネットショップを開業するよりも効率的)
【ネットショップ開業前に物販ビジネスを始めると良い理由】
- 物販ビジネススキルが身につく
- 資金を効率よく集めることができる
- 集客の仕方がわかる
いきなりネットショップを開業するのではなく、Amazon・メルカリ転売をしていく中で、スキルを身に着けていくと良いです。
リサーチの方法や、利益になる商品の把握などもできると思うので、それらをしっかり学んでいきましょう!
仕入れる商品にもよりますが、10万円という自己資金の中で、商品を回して得られる利益は2~3万円程度です。
1年も物販ビジネスを続ければ、開業資金を集めることができますよ◎
物販ビジネスについて詳しく知りたいなら、以下の記事で解説しているので、参考にしてくださいね♪
まとめ
今回、ネットショップを一から開業するために、どのくらいの資金が必要なのかを解説しました。
一般的に、最低限10万円の自己資金があれば開業することができますが、規模を大きくするなら20~30万円程度は必要です。
しかし、これはあくまでもランニングコストであり、月の固定費では2~5万円程度飛んでいく可能性があります。
つまり、最低でも毎月5万円以上の利益が出ないと、赤字になってしまう可能性があるということです。
自己資金だけを捻出することだけに執着して、運用費を計算していないと資金ショートしてしまう可能性も少なくありません…
(資金ショート:自己資金がなくなってしまうこと)
そのため、前もって融資を受けるなどして、自己資金を用意しておくと良いでしょう!