物販ビジネスは、再現性が非常高く実践している人も少なくあります。
参入しやすいことから、多くの人が実践している反面、「何から始めればいいの?」という人も多いです!
「物販で押さえておくべきポイントを知りたい!」
「物販ビジネスで稼ぐには?」
物販は、参入障壁が低いビジネスであり、簡単さから稼げずに辞めてしまう人も少なくありません。
この原因は、正しい方法で物販をしていないことであり、やり方さえ学べば問題ないので、押さえておくべきポイントをそれぞれ紹介していきます◎
よくわかる解説
- リサーチをすれば利益商品が見つかる
- 最初は回転率を重視すべき
- 基礎知識を身に着けて転売すると良い
物販をする前に把握しておきたい基礎知識を紹介!
あなたが、何も知識がないまま一から物販を始めようと思っている場合は、基礎知識を身に着けておく必要があります。
漠然とした知識で始める人もいますが、それではうまく利益を出すことができない可能性もありますし、要注意です!
そこで、物販をする上で押さえておきたい基本的な知識をこれから紹介していくので、まずはそれを学んでから実践してくださいね◎
物販ビジネスを始める上で把握しておきたい基礎知識
- 利益率・回転率
- 売上と利益の違い
- 市場価格差
- 需要と供給
- 平均相場
- 損益分岐点
これらの項目は、マーケティングで日常的に使われていることであり、基礎知識として押さえておきましょう。
ただ、これから紹介する内容は少し専門的であり、思い付きで物販ビジネスを始めた人は知りえない情報です。
利益率・回転率
まず、利益率と回転率についてです。
転売をしていく上で、最も重要な項目なのでしっかり押さえておきましょう!
【利益率と回転率】
- 利益率:商品を売却しどのくらいの利益を出したのか表す指標
- 回転率:販売してから売れるまで日数の割合
利益率は、売れた商品一つあたりに、どれくらいの利益が発生したのかを表す指標のことです。
計算方法は後程紹介しますが、一般的には”純利益/売上”で計算することができます。
こちらの商品が売れた場合は、”売上”が5,000円です。
しかし、諸手数料を差し引いた場合は、以下のような計算になります。
【商品Aの利益計算】
売上5,000円-販売手数料500円-送料300円=4,200円
さらに、ここに仕入れ値である+αが関わってくるので、2,000円で仕入れたとして純利益は2,200円です!
この場合、利益率は「2,200円/5,000円×100」で、44%ということになります!
次に、回転率ですが、こちらは具体的な数値を出すというよりは売れた日数によって高いか低いかを判断します。
例えば、以下のカレンダーで商品が売れた場合。
商品Aの場合は、出品から3日で売れているので、高回転率商品といえます。
しかし、商品Bは、売れるまでに2週間程度かかっているので、そこまで回転率は高くありません。
回転率の基準
- 販売から5日以内に売れた:高回転率
- 販売から1週間~10日以内に売れた:普通の回転率
- 販売から2週間以上経過して売れた:低回転率
私は、このように判断して商品を仕入れています。
物販で仕入れるべき商品は、”高利益率・高回転率”の商品であり、利益を出しつつしっかり回せるような商品を仕入れることが重要です!
トレンド商品や、プレ値商品等が例であり、その他にも家電類やゲームといった商品もおすすめです!
利益率・回転率は、物販において超基礎的な知識なので、大前提として押さえておきましょう。
売上と利益の違い
売り上げと利益を勘違いしている人も多く、”売上=利益”と認識している人も少なくないので、違いを解説しますね!
【売上と利益の違い】
- 売上:商品が売れた金額※手数料を差し引く前の額
※販売価格のイメージ- 利益:売上から諸経費・手数料を引いたもの
まず、売り上げとは商品を売却したときの金額のことを指します。
メルカリで、5,000円で出品したものが売れた場合は、5,000円が売り上げになります!
利益は、この売上から諸経費・手数料を差し引いたものであり、一般的には以下を差し引かなければなりません。
物販でかかる経費・手数料
- 販売手数料
- 送料
- 仕入れ代金
あなたが出品して売れた商品を、仕入れるまでにかかった代金を差し引きます。
全部差し引いたものが、純利益として計上されます。
メルカリを例に挙げると、販売手数料が10%であり送料は商品によって異なります。
こちらの商品の場合は、送料が300円程度かかり、仕入れに2,000円程度かかるとして、純利益は2,200円です。
物販系のブログで、「月商○○万円突破!」等とアピールしていることがありますが、ここで言う月商とは売上のことです。
売上が1,000万円だとしても、利益率5%で運用していた場合は、月利50万円しかでていないということなので、大したことはありません。
補足:利益にも種類がある
売上と利益の違いを解説しましたが、利益には種類があります。
あなたがサラリーマンで、副業の範囲内の物販をしていくなら、あまり把握しないでも良いですが、将来的に独立を考えているなら、把握しておきましょう。
【具体的な利益の種類】
- 粗利(売上総利益):売上高から仕入れ原価を差し引いたもの
- 営業利益:粗利から販管費(諸手数料・経費)を差し引いたもの
- 経常利益:営業利益から営業外利益・費用を差し引いたもの
- 当期純利益:経常利益から税金を差し引いたもの
売り上げから仕入れ原価を差し引いたものは、粗利という表現になります。
物販では、粗利から手数料を引いた営業利益を主に計上していきます。
図で示すと、このようなイメージです。
当期純利益は、かかった税金を差し引いたものを指しますが、これは物販の利益からすべてを差し引いたもののことです。
(商品一つ当たりの指標ではありません)
物販の売り上げで年間1,000万円が生じた場合を、計算すると以下のようになります。
売上高1,000万円の場合
- 粗利:600万円※仕入原価400万円の場合
- 営業利益:200万円※販管費400万円の場合
- 経常利益:200万円※営業外収益なし
- 当期純利益:税率によって異なる
経常利益が200万円発生した場合、税率が10%なら純利益は180万円です。
※かなり単純計算ですが…
この辺は、確定申告の際に使うことになるので、予備知識として押さえておきましょう。
市場価格差
市場価格差は、物販でリサーチする際に必要となる、前提知識です。
概要を簡単に説明すると、仕入れ見込み商品と販売先での商品の価格差のことを指します。
例えば、あなたがメルカリで以下の商品を仕入れるとします。
この場合、一般的に見ても商品の価格が安いと判断できるので、仕入れることもあると思います。
しかし、商品を仕入れたところで、どのくらいの利益が出るのかわからないと、仕入れるのも不安です…
そこで調べるのが、市場価格差です。
あなたが商品を販売しようと思っている販売先で、どのくらいの価格で販売されているのかを把握しましょう。
この商品の場合、Amazonでは4,280円で販売されているので、仕入れ原価である1,200円を差し引いて、3,080円の価格差があることがわかります。
平均相場を計算したうえで算出すると、不良在庫になる可能性も低くなりますよ!
あくまでも目安であり、後述する損益分岐点の計算によって、仕入れるかどうかの判断をしましょう。
需要と供給
これから物販を始めようと思っているなら、需要と供給についても改めて知っておきましょう。
よく「需要があるよね」等の会話をすることがあると思いますが、漠然とした意味しか知らない人がほとんどです!
- 需要:商品に対する購買意欲のこと
- 供給:需要に応じて商品を市場に出すこと
物販は、この需要と供給によって成り立っています。
例えば、あなたが仕入れた商品が不良在庫(訳アリで売れなくなった商品)になってしまった場合、需要がないということも理由の一つです。
つまり、あなたが仕入れた商品の購買意欲が下がり、誰もほしいと思っていないということです。
一方で、仕入れた商品が即売れした場合は、需要がある商品であり”とにかく買いたい!”という高い需要の元成り立っています。
物流・物販では、この需要と供給の均衡が保てていることで、商売が成り立つわけです。
より詳しく話すと、需要が高まれば供給が追い付かなくなります。
任天堂Switchがいい例であり、感染症の影響から、一時的に需要が高まり品薄状態が起こりました。
”本当に欲しい人・転売して利益を出したい人”が、市場で買い占めたため均衡バランスが崩壊した結果、供給が追い付かなくなったわけです。
実際、任天堂は一度Switchの販売をストップして、生産ロットを増加した上で再度市場に商品を流しました。
しかし、供給が需要に追いついたころには、世間ではSwitchに対する需要が落ち着き、”商品だけが出品される”状況になったのです。
その結果が、今のAmazon市場です。
現段階で、Amazonには新品+中古合わせて、300台以上出品されています。
完全な過密状態であり、流通数が増えたことが原因です。
少し複雑なので、改めてまとめると以下のようになります!
需要と供給について
- 需要が高い:供給が追い付かなくなりプレ値・品薄になる
- 需要が低い:商品が売れ残り値下げ競争が起きる
物販では、均衡バランスが安定している商品を狙ったほうが、コツコツ稼ぐことができますが、トレンド商品のように需要が極端に高い商品を仕入れるのもありです!
補足:トレンドせどりは実際どうなの?
需要と供給に関連して、トレンドせどりについて補足しておきます。
トレンドせどりとは、市場でトレンドになる商品を仕入れて利益を出すことです。
過去のトレンドで言うと、以下の商品が挙げられます。
【トレンド商品】
- 任天堂Switch:感染症の影響によるもの
- 消毒液:感染症の影響によるもの
- マスク:感染症の影響によるもの
この様に、2020年は感染症が流行したので、その影響で様々な商品がトレンドになりました。
トレンドせどりは、一時的に利益を出すことができますし、”超高回転率・利益率”の転売が可能です。
しかし、デメリットも大きく、規制がかかった場合は転売ができなくなりますし、ライバルが多すぎて稼ぎづらいです。
事実、感染症関連の商品は、一時的に法規制され逮捕された事例もあります。
市場を独占した場合は、独占禁止法での逮捕も考えられるので、個人的にはあまり推奨しない転売手法です。
平均相場
平均相場は、その名の通り商品の平均的な相場のことを指します。
これは、販売先によって異なるので、注意しましょう!
前述した、市場価格差を調べる際に役に立つのですが、販売しようと思っている市場でどのくらいで売れているのかを把握できます。
先ほど紹介した、任天堂Switchのデルタトレーサーでのグラフです。
”価格”というグラフが、Amazon市場の価格推移を表しています。
こちらは3か月間のグラフですが、そこまで値下がりすることもなく、平均的に推移しています。
新品の最安値が42,006円で、中古の最安値は40,976円です。
これが3か月間の平均相場であり、これ以下の価格で仕入れることができれば、利益になります!
その他にも、平均相場を調べたいなら、Keepaというツールが便利です!
こちらのツールは、Amazonの商品ページに価格推移のグラフを表示してくれます。
有料版であれば、デルタトレーサー同様に、ランキンググラフも表示してくれるので、仕入れ判断がしやすくなりますよ♪
使い方等、詳しい内容については以下の記事で解説しているので、参考にしてくださいね◎
損益分岐点
最後に、損益分岐点についてです。
損益分岐点とは、利益が出るか出ないかの分岐点のことであり、把握しておくことで仕入れ判断が楽になります。
損益分岐点は、基本的に”市場価格差・相場平均”と一緒に用いることが多いです。
あなたが、商品を仕入れをする場合ですが、ネットや店舗で商品を探すと思います。
この様に、メルカリには多くの商品が出品されていますが、特定の商品を仕入れようとしているとします。
※ゲーム、家電等
あなたが、Amazonで美顔器を転売しようと思っている場合、まずは商品ページで価格をチェックしましょう。
この場合、商品の価格は3,280円であり、これ以下の料金で仕入れることができれば利益になります…といいたいところですが、出品にはそれぞれ手数料がかかります。
その際、諸手数料を計算するのに便利なのが、FBA料金シミュレーターというツールです。
※利用にはAmazonの出品用アカウントが必要です
先ほどの商品情報を入力して、販売する商品の価格と送料を入力すると、数字が出てきます。
こちらは、該当商品をAmazonに出品したときに、最低限利益が出る目安です。
つまり、損益分岐点が表示されるので、この商品の場合は○○円以下で商品を仕入れることができれば、利益になるということです!
損益分岐点がわかれば、あとは同じコンディションで美品で売れそうなものを仕入れればいいだけなので、積極的にリサーチしていきましょう♪
物販で使うことが多い計算を項目別に紹介!
物販で押さえておきたい重要なポイントを解説したので、各種使う計算方法について解説していきます。
物販ビジネスをしていくなら、基本的な計算ができないと、ライバルに差をつけられてしまいます…
予備知識というよりは、大前提として知っておいてほしいので、項目別に紹介していきますね!
紹介するのは、以下の通りです。
物販で使うことが多い計算方法
- 売上・利益の計算
- 利益率の計算
- 回転率の計算
- 損益分岐点の計算
専門性が高そうですが、計算式に数字を当てはめていくだけなので安心しましょう♪
売上・利益の計算
まず、売上・利益の計算方法です。
これは、基本中の基本なので、物販を始めようと思っている人で、知らないと恥ずかしいです!
売り上げの計算方法は簡単で、商品の販売価格=売上です。
仕入れてきた商品を仕入れてきて、それを販売した額が売り上げになります。
この商品の場合は、販売価格が3,500円なので売り上げは3,500円です。
次に、利益の計算ですが、”粗利・純利益”で分けると、リスト化したときに便利ですよ♪
- 粗利:売上-仕入原価
- 純利益:粗利-販管費(販売手数料・送料等)
まず、粗利ですが売上から仕入れ原価を差し引いたものになります。
3,500円の商品を1,000円で仕入れた場合は、粗利は2,500円です。
純利益は、2,500円から諸経費・手数料を差し引いたものになるので、メルカリを例に挙げると、”販売手数料350円+送料500円”を差し引いた、1,650円になります!
これらは、利益率を計算する際に必要になってくるため、しっかり把握しておきましょう。
利益率の計算
次に、利益率の計算方法です。
利益率とは、商品を販売してどのくらいの割合で、利益が出たのかを知ることができます。
計算式は、”純利益÷売上”で計算可能です。
先ほどの商品を例に挙げると、以下のような計算式になります。
純利益1,650円÷売上3,500円=利益率47%
一般的に、利益率が20%を超えるものは、高利益率と判断しています。
この商品の場合は、販売価格が安く仕入れ原価もそこまでかかっていませんが、同じ利益率でも商品によって”利益額”というのは変わります。
(利益額:発生した利益の金額のことを指す)
同じ利益額で、35,000円の商品で16,500円の利益が発生した場合も、利益率は46%です。
また、同じ利益額でも10,000円の商品を20%の利益率で販売した場合は、2,000円の利益が発生します。
回転率の計算
次に、回転率の計算の方法を紹介します!
こちらは、利益率のように具体的な割合を出すことはできませんが、一般的な計算式があるのでそちらを解説していきます!
先ほど紹介したこちらのカレンダーですが、出品してから日が浅ければ回転率が高い商品といえるでしょう。
しかし、一般的に商品の回転率は、以下のように定められています。
【商品の回転率の計算方法】
- 商品回転率:指定期間の売上原価÷同期間の平均在庫金額
- 平均在庫高:(販売を開始した在庫数+販売終了時の在庫数)÷2
- 在庫回転期間:平均在庫高÷総売上高×365
少し専門的なので、数字を当てはめて解説していきましょう。
まず、商品回転率というのは、どれくらいの商品が売れたのかを示す割合です。
例えば、あなたが仕入原価1,000円の商品を100個仕入れたとします。
その商品を2週間で40個3,000円売却した場合は、以下の計算式になります。
「売上原価12万円÷平均在庫金額6万円=2」
しかし、これだけを見たとしても、回転率が高いかどうか判断がつかないですよね…
それに、販売されている商品がどれくらい売れたのかを把握すれば、回転率の高低は簡単に把握できます。
この様に、デルタトレーサーで判断することもできます。
しかし、それでも計算をしたい!と思っている人は、私なりに考えた計算式を当てはめて計算していきましょう。
独自の回転率計算方法
- 回転率の計算:販売開始日-(販売日数×2)÷100
この計算式で、回転率の高さを計算していきます。
販売開始日が100とした場合、出品から売却までに7日かかったとします。
「(販売開始日100-14)÷100=86%」
この様な数値が出てくるので、それぞれ回転率の高低をまとめると、以下の通りです。
【回転率の高低】
- 回転率が高い:80%以上(販売開始から10日以内)
- 普通:70%以上80%未満(販売開始から10~15日以内)
- 回転率が低い:60%以下(販売開始から20日以上経過)
売れた商品はリスト化しておき、販売開始日から売れた日数までを計測しておき、管理していきましょう!
私もこの様に管理していますが、同じ商品を仕入れる時に、一目で回転率を確認できるようになりますよ◎
しっかり把握して、売れる商品を見つけていきましょう!
損益分岐点の計算
最後に、紹介するのは損益分岐点の計算です。
損益分岐点とは、利益が出るか損失になるかの分岐点であり、物販で仕入れ判断に役に立つのでしっかり把握しておきましょう。
本来、損益分岐点は以下の計算式であてはめられます。
- 損益分岐点=固定費÷[1-(変動費÷売上高]
これだけではわかりづらいと思うので、”固定費=諸手数料、変動費=仕入原価”という計算だとわかりやすくなります。
諸手数料が10,000円かかるとして、仕入れ原価が2,000円の商品を4,000円で販売するとします。
計算式に当てはめると、
「10,000円÷[1-(2,000円÷4,000円)=20,000円」
こちらの計算式でわかることは、20,000円以上の利益が出ないと損失を出してしまうということです。
もう少し簡単に説明すると、商品の販売個数をXとして、販売金額をYとします。
損益分岐点の計算
- Y=4,000X※商品の売上高の計算
- Y=2,000X+10,000円※諸費用の計算
こちらの計算式を解くと、X=5という答えになります。
5個の商品を売却して、20,000円の利益が発生した場合に、利益が発生するという計算です。
かなり専門的な内容なので、予備知識として頭に置いておくと良いですが、赤字・黒字仕入れの計算になります。
補足:FBA料金シミュレーターを使って損益分岐点を計算する方法
損益分岐点の計算式を紹介しましたが、専門的すぎてわからない人も多いと思います。
そういう人は、FBA料金シミュレーターを使った損益分岐点の計算方法があるので、そちらを把握しておきましょう。
※Amazon転売限定です
まず、あなたが販売したい商品を見つけて、FBA料金シミュレーターで検索します。
今回は、こちらの商品の損益分岐点を計算してきます!
販売価格が、3,480円だったので、指定個所に金額を入力します。
そして、FBA納品にかかる送料・手数料を入力しますが、段ボールサイズや重さによって変わるので、とりあえず1,000円で入力しましょう。
(詳しく分かっているなら正しく入力する)
計算ボタンを押すと、このように金額が表示されます。
この場合は、1,707円となっているので、同じコンディションの商品であれば、この価格以下なら利益が出るということです。
これなら、先ほどの面倒な損益分岐点の計算をする必要はありません!
物販で稼ぐために重視すべき5つのポイントを徹底解説!
物販の基礎知識を解説したので、ここからは物販で稼ぐために重視すべきポイントを解説していきたいと思います!
あなたが、安定して利益を出していきたいと思っているなら、いずれも把握して損はありませんよ!
継続的に稼いでいきたいなら、以下のポイントをしっかり意識しましょう。
物販で稼ぐために重視したいポイント
- 仕入れる商品ジャンルを絞る
- 仕入れ商品のリサーチをする
- 利益予測・計算をする
- 需要と平均相場を把握する
- 競合調査をする
少し応用的なことも混ざっていますが、ライバルと差をつけたいと思っているなら、実践すると良いでしょう。
物販では複数の商品を仕入れることになるので、まずはジャンルを絞って価格差がある商品をリサーチするところから始めます!
仕入れる商品ジャンルを絞る
まず、物販で稼ぎたいと思っている人は、ジャンルを絞るところから始めましょう。
ここで言うジャンルとは、仕入れる商品のことを指し、ジャンルを絞ることで効率よく商品をリサーチ・仕入れやすくなります。
「どういうジャンルを選べばいいの?」という人もいると思いますが、私は興味のあるジャンルから始めました。
関連性があり興味のあるジャンルであれば、予備知識がある状態で仕入れをすることができるからです。
物販で仕入れをする際は、リサーチをしなければなりません。
【物販のリサーチ内容】
- 売れる商品
- 商品の需要
- 利益商品の把握
- トレンド予測
- 市場価格差
- 平均相場
調べる内容は複数存在しますが、メインは商品の需要と平均相場です。
これを、一切興味がないジャンルで実践しようと思うと、時間がかかります…
例えば、私がこのような商品を仕入れる場合ですが、リサーチにはかなり時間がかかると思います。
その理由は、単純に…
興味がないからです!笑
一人に与えられた時間は均等にしか存在しないので、限られた時間の中でリサーチすることが重要です。
1時間リサーチするとして、興味のあるジャンルなら、調子がいい時で10個以上の利益商品が見つかります。
※体感で
しかし、上記のような専門性が高く、興味がわかないジャンルは、どういうノウハウを持ってもしても1時間で利益商品が見つかることは少ないです。
そのため、まずはあなた自身が興味のあるジャンルをチョイスすることが重要ですよ!
仕入れ商品のリサーチをする
仕入れジャンルを絞った後は、商品のリサーチをしなければなりません。
利益が出るまでは、基本的に一つのジャンルで仕入れをしたほうが良いです。
リサーチをするにしても、一つのジャンルにかける時間と、複数のジャンルにかける時間では段違いですからね!
仕入れ商品のリサーチでは、一般的に以下のことを行っていきます。
【物販のリサーチで行うこと】
- 販売先での商品需要
- 市場価格差
- 仕入れ原価の底値
他にもリサーチする内容はありますが、かなり専門的になってくるので、今回は省略します。
まず、どこを使って販売していくのかを決める必要があります。
(例:メルカリ・ヤフオク・Amazon等)
仕入れる商品次第ですが、基本的にはAmazon転売をしていき、取り扱えない商品はヤフオクに出品するのが一般的です♪
まず、仕入れる商品の需要を調べる必要があります。
先日私が仕入れた商品ですが、こちらの商品需要を調べていきたいと思います。
無料ツールで、商品需要を調べたいなら、先ほどから解説しているデルタトレーサーがオススメ!
デルタトレーサーを開くと、このようにグラフが出てきます。
こちらは、ランキンググラフであり、商品が売れればグラフが下がるので、認識としては”1回下がれば商品が売れた”というイメージで問題ありません!
目安としては、1週間に1個以上売れている商品を見つけたいので、期間指定を3か月にして12個以上グラフが下落しているものを探しましょう◎
ランキンググラフを見ていけば、商品需要を調べることができます。
そして、実際に仕入れる前に、商品の市場価格差を調べましょう。
上記の商品は、1,000円程度で仕入れることができたので、市場価格差は約2,000円程度です。
まだ仕入れ前の段階の場合は、同じ商品を検索して仕入れ先の底値を計算しましょう。
メルカリ・ヤフオクでは、”販売価格の安い順”というもので並び替えができます。
商品名・モデル名で検索して、並び替えて底値をリサーチしていきましょう!
最も安い価格で仕入れができれば、利益率も高まりますよ!
利益予測・計算をする
利益商品を見つけることができた場合は、ある程度利益予測・計算を立てるようにしましょう。
利益予測とは、商品を販売したときに、どれくらいの利益が発生するのかということです。
【各種販売先の利益計算】
- Amazon:FBA料金シミュレーターを使う
- メルカリ:販売手数料10%と送料を調べて販売価格から引く
- ヤフオク:販売手数料10%を差し引く
※送料落札者負担が前提です
まず、AmazonではFBA料金シミュレーターを使うと便利です。
それぞれ、数値を入力することで、概算の利益を出すことができます。
こちらが、FBA料金シミュレーターを使った結果です。
Amazonでの販売価格+仕入原価を入力することで、利益率の概算を出せます。
メルカリを販売先にする場合は、販売手数料10%+送料を負担しなければなりません。
販売する商品によって異なりますが、5,000円の商品の場合は、販売手数料500円+送料というようなイメージです。
実際に、商品を出品する画面に行き、販売価格を入力すると利益を出すことができます。
それぞれの販売先で、利益予測を出すことができたら、仕入れ原価との兼ね合いで、どのくらいの純利益が発生するかを考えましょう。
【商品Aの場合】
- 販売先:メルカリ
- 販売価格:5,000円
- 販売手数料:500円
- 送料:700円
- 仕入原価:3,600円
- 純利益:200円
【商品Bの場合】
- 販売先:メルカリ
- 販売価格:3,000円
- 販売手数料:300円
- 送料:500円
- 仕入原価:1,000円
- 純利益:1,500円
この場合、後者の商品を仕入れたほうが利益になります。
この様に、利益予測を立てていき、”本当に仕入れに適しているのかどうか”をしっかり把握して仕入れましょう。
FBA料金シミュレーターの詳しい使い方については、以下の記事を参考にしてください◎
需要と平均相場を把握する
物販で稼ぎたいなら、需要と平均相場を把握することも重要です。
ここで言う需要とは、商品が市場で売れているかどうかを確認することです。
先ほども紹介したデルタトレーサーを使って把握するのですが、このような波形の商品は仕入れないほうが良いです…
一切波を作っていませんし、仕入れたところで不良在庫として抱える将来が目に見えています。
ある程度需要がある商品ではないと、仕入れる意味はありません…
需要がある商品だとわかった場合は、平均相場を調べましょう。
こちらも、デルタトレーサーで同様に調べることができます!
一つの商品を毎回調べるのが面倒な人は、Keepaを導入するのもありですよ♪
この様に、KeepaではAmazonの商品ページを開くだけで、価格推移・平均相場を調べることができます。
ASINなどを入力して、いちいち調べるのが面倒な人は、Keepaを導入するのも一つの方法ですよ◎
競合調査をする
最後に、物販で押さえておきたいポイントが、競合調査をするという点です。
いくら需要があり、利益になる商品だとしても、競合調査をしないで仕入れるのは危険すぎます!
ここで一つ質問ですが、
- 商品A:需要があり利益額も高いが競合性が高い
- 商品B:需要・利益額は普通で競合性は低い
こちらの商品があった場合、あなたはどちらを仕入れますか?
実は、このことに正解はありません。
どちらの商品を仕入れても、利益になることは変わりません。
しかし、以下の条件を付与した場合はどうでしょうか。
各種商品の詳細条件
- 商品A:純利益10,000円
- 商品B:純利益5,000円
利益率を重視した転売をする人は、前者を選ぶと思いますが、私は下の商品を二つ仕入れて転売する方を選びます。
確かに、商品Aを仕入れるのもありですし、転売手法に乗っ取った方法なのでいいとも思います。
しかし、競合性が高いと、”値崩れ・需要の低下・値下げ競争”などを引き起こしてしまい、セラーにとっては不都合になります。
それなら、市場独占が図れる可能性がある商品Bをコツコツ仕入れていったほうが、利益になりますよ◎
この様に、需要がいくら高くても、市場に多くの商品が溢れていると、何か付加価値をつけないと売れません。
(例:損切覚悟で値下げする、抱き合わせ販売等)
そのため、物販で利益を出したいと思っているなら、競合調査を行うようにしましょう!
プロが実践する物販のリサーチ方法をレクチャー!【流出厳禁】
最後のパートになりますが、私が実践している物販のリサーチ方法をレクチャーしていきます。
かなり専門的な話になりますし、少し難しいと思いますが、ここまで読み進めてくれた人のみ特別に紹介していきます!
プロが教えるリサーチ方法
- ライバルセラーリサーチ
- トレンド・競合調査
- 利益商品のリサーチ
これらのリサーチ方法は、初心者でも実践できる内容でありながら、確実に利益商品を見つけられます♪
「中々利益商品が見つからない!」「物販で稼ぎたい!」という人だけ、この先を読み進めてください。
ライバルセラーリサーチ
まず紹介したいのが、ライバルセラーリサーチです。
本来、利益商品をリサーチするときは、売れる商品を検索して調べるのが一般的ですが、セラーリサーチでは出品者を調べていきます。
具体的な手順は、以下の通り。
【ライバルセラーリサーチの方法】
- 販売先を絞る
(例:メルカリ・ヤフオク・Amazon等)- 選んだジャンルの商品を検索する
- 同業者を見つける
- 商品一覧を見る
- 販売商品をリスト化する
これだけで、簡単に売れる商品を見つけることができます。
やることはライバルセラーの真似ですが、そこから派生させて自己流に利益商品を仕入れることもできるので、やって損はありません!
今回は、ヤフオクを使ったセラーリサーチをしていきます。
まずは、カテゴリーを絞る必要がありますが、美容家電の中でも美顔器に注目して検索していきます!
キーワード検索で、美顔器と調べると、このように多くの商品が出てきます。
ここから、同業者を見つけるのですが、以下の基準をもとに検索していきましょう!
同業者の特徴
- 白バック背景
- 総合評価が200以上
- 個人アカウント
- 特定のジャンルの商品ばかりを出品している
このような条件の人を見つければ、売れ筋セラーもすぐに見つかります◎
例えば、以下のセラー。
美顔器を販売していましたが、個人の出品アカウントでありながら、白バック背景の業者のような商品写真を設定しています。
アカウント評価を見ると、200件以上の評価があり、個人で物販をしている人ということが良くわかります。
さらに、出品商品一覧を見ると、大量に商品が出品されており、ライバルセラーの可能性がさらに高まりました!
価格帯は割高であり、利益が上乗せされていることがわかるので、ライバルセラーとして判断しても良いでしょう。
出品商品一覧を見て、自分でも仕入れられそうなものがあれば、スプレッドシート等にまとめていきます。
そして、ライバルセラーが販売している商品を実際にリサーチして、価格差がある商品を見つけていきましょう!
トレンド・競合調査
次に、紹介したいのがトレンド・競合調査についてです。
物販で大きく稼ぎたい・継続して稼ぎたいと思っているなら、この二つのリサーチは欠かせません。
まず、トレンドリサーチですが、情報を把握しておくと、回転率・利益率の両方を重視した転売ができるようになります。
方法は様々ですが、ネットで話題になっているものを逐一調べるために、様々なツールを活用していきます。
【トレンドリサーチで使うツール】
- Twitterのトレンド検索
- ヤフートレンド検索
- Googleトレンドキーワード
現代社会は、SNSから情報が発信されることが多く、人気・ブームを作るのは、TwitterやInstagramがほとんどです!
空前の韓国ブームも、Instagramから上陸したものですし、逐一情報をゲットできるように、情報網を広げておきましょう。
その中でも、Twitterはかなり役に立ちます!
「TweetDeck」というツールを使えば、設定したワード・トレンド情報を最大8画面まで開くことができるので、トレンドリサーチに最適です。
トレンド情報・リーク情報を手に入れたら、あとは販売される時期を待って仕入れるのみです!
しかし、トレンド商品は売れなくなるのも早いので、スピード感のある転売を心がけましょう。
競合調査は、ライバルを把握するために必要です。
販売先によって異なりますが、一般的には販売しようと思っている商品のキーワードを検索して、どれくらい商品が売れているのかを把握するだけです。
とあるゲームを例に挙げると、このように多くの商品が出てきます。
この様な商品の場合は、競合性が高いということなので、安く仕入れても結局は値下げ合戦に巻き込まれてしまいます…
そうならないためにも、競合性が少なく需要があるような商品を見つけることが重要です。
利益商品のリサーチ
最後に、利益商品のリサーチ方法です。
”どうやって見つければいいの?”という人もいると思いますが、私が実践している方法を紹介していきますね!
【利益商品のリサーチ方法】
- ジャンルを絞る
- 特定キーワードで検索する
- 売れている商品を見つける
- 市場価格差を調べる
- 損益分岐点を調べる
- 利益になるなら仕入れる
ネットで仕入れることが多いのですが、ヤフオク・メルカリ等でリサーチをすることが多いです。
まずは、調べたい商品を自分の中で絞って、キーワード検索をします。
※今回はゲームジャンルで絞っていきます
仕入れたい商品が決まっているなら、商品名で検索してもいいですが、わからない場合は「ジャンル名 メーカー」等で調べるのもありです。
(ゲームの場合は、”PS4 ソフト”等です!)
今回は、仕入れる商品の目星がついていたので、ゲーム名で検索していますが、メルカリでも売れていることがよくわかります。
販売先はAmazonですが、デルタトレーサーのグラフを見ると、売れ行きは好調です。
この段階で、需要があるので仕入れ対象になります!
次に、コンディション別でどのくらいの価格で販売されているのかを調べます。
この商品の場合、最安値が4.280円なのでそれ以下で仕入れたい…ところですが、損益分岐点をしっかり計算しましょう。
FBA料金シミュレーターを使ったところ、こちらの商品の場合は2,854円以下なら利益になる商品でした。
(FBA納品した場合)
つまり、メルカリやヤフオクなどで、この価格以下の商品であれば利益になるということです。
リサーチしていると、このような商品が出てきたので、仕入れても良い商品です♪
物販では、この流れを繰り返していき、利益商品を見つけていきますよ◎
慣れれば、1商品当たり3~5分程度でリサーチできるので、安定して稼げるようになります!
まとめ
今回、物販ビジネスについて解説しました。
物販で押さえておくべきポイントや、安定して稼ぐためにはどうしたらいいか等を解説したので、これから始める人は何度も読み直してノウハウを勉強してくださいね!
少し長くなりましたが、今回紹介したのはかなり専門的な内容です。
一から十まですべて実践してもらえば、あなたも物販で稼げるようになりますよ!
(まだスタートしていない人はライバルと確実に差をつけられます)
物販ビジネスは地味な作業をしていくので、飽きが来ることもありますが、再現性はかなり高いです。