特に転売初心者の場合、どのフリマアプリで仕入れや販売をしていったらいいのか悩む人も少なくないのではないでしょうか?
各種フリマアプリはそれぞれが独自の進化を遂げていて、利用者を増やすための様々なサービスが展開されています。そこでここからは、各種フリマアプリ(メルカリ、ラクマ、paypayフリマ)の特徴を徹底比較していきます。
メルカリの特徴
メルカリはフリマアプリの中でも国内最大のサービスとなっています。1日あたり100万点以上の商品が出品されていて、現在も利用者数は増え続けています。そのヒットの最大の要因としては「利便性」という点が挙げられるでしょう。
商品を購入するにしても出品するにしても、スマホで簡単に操作することができるため、スキマ時間を使って手軽に取引をすることが可能になりました。
最近では「バーコードで手軽に出品できる機能」も搭載されたり、より便利にアプリを使うことができるように進化しています。
メルカリのメリット
メルカリを利用するメリットとしては下記が挙げられます。
- 出品作業が非常に簡単
- 金銭トラブルが少ない
- 利用者が多いので売れやすい
出品作業が非常に簡単
メルカリは出品作業が非常に簡単で、早ければ1分程度で商品を出品することができてしまいます。たとえば前述した「バーコードで手軽に出品できる機能」では、バーコードをスマホで読み込むことによって、商品説明文などが自動で記載されます。
つまり、特に追加で明記する点がなければ、瞬間的に商品説明文やカテゴリー設定などの作業が完了します。更に商品写真についてもスマホのカメラ機能を使ってすぐに撮ることができるので、サクサクと出品作業を進めることが可能になります。
金銭トラブルが少ない
メルカリはネット上でできるフリーマーケットのようなものですが、取引をする場合は運営が間に入ってくれるので、金銭トラブルが起きる可能性は低くなります。
こういったトラブルを抑えることができるので、利用者は安心して取引に専念することができます。
利用者が多いので売れやすい
メルカリは日本最大のユーザー数となっていて、それだけ多くの商品が出品•購入されています。
そのため、出品した瞬間に売れるということも決して珍しいことではなく、売れやすさで言えば各種フリマアプリの中でもダントツと言えるでしょう。
商品を仕入れる場合であっても出品されている商品数が多いので、それだけ利益が出る商品を見つけることができる可能性は高くなります。
メルカリのデメリット
メルカリを利用するデメリットとしては下記が挙げられます。
- 出品手数料が高め
- メールサポートのみ
- ライバルが多い
出品手数料が高め
メルカリの出品手数料は売れた価格の10%になっています。そのため、例えばメルカリで10万円売ることができた場合、1万円は手数料として取られることになります。
10%の手数料が高いと感じるか安いと感じるかは人によると思いますが、フリマアプリの中には更に安い手数料となっている所もあり、相対的に見ると高めと言わざるを得ません。
メールサポートのみ
メルカリの場合、トラブルが起きた際や質問したい場合などのサポートはメールのみとなっています。そのため、何かが起こった場合の対応には1日〜1週間程度かかります。即時問題を解決したい場合は、このサポート体制は煩わしく感じるかもしれません。
ライバルが多い
メルカリはユーザーが多いので、販売する祭に「ライバルが多くなってしまう」というデメリットがありますそのため、商品価格を高くすると売れなくなってしまうので、なかなか利益率を引き上げることは難しいでしょう。
また、仕入れをする際も、ライバルにすぐに購入されてしまうということがよくあります。
ラクマの特徴
ラクマはメルカリに次いで利用者数が多いフリマアプリです。楽天が運営していて、他のフリマアプリとの様々な差別化をすることで顧客獲得に繋げています。
ラクマで得たポイントは他の楽天のサービスでも使えるので、相乗効果で今後更に急成長していくだろうと言われています。
ラクマを利用するメリット
ラクマを利用するメリットとして下記が挙げられます。
- 手数料が安い
- ポイントを他のサービスで使える
- 出金の振込手数料が無料になる
手数料が安い
ラクマを利用する最大のメリットと言えるのが「手数料の安さ」でしょう。現在、ラクマの手数料は3.85%になっており、これはメルカリの半分以下です。
それだけ利益が残りやすくなるので、手数料の安さはラクマを利用する大きなメリットと言えるでしょう。
ポイントを他のサービスで使える
たとえばメルカリは単体のサービスとして運営されているので、ポイントを得たとしてもメルカリ内でしか使うことができません。それに対して、ラクマで得たポイントは楽天市場などでも使用することが可能です。
逆に楽天市場で得たポイントをラクマで使うこともできるので、非常に使い勝手がいいと言えるでしょう。
出金の振込手数料が無料になる
ラクマでは売上金の振込先を「楽天銀行」に設定することで、振込手数料が無料になります。そのため、ラクマを販売先として利用していく場合、よりお得に活用することが可能になります。
ラクマを利用するデメリット
ラクマを利用するデメリットとして下記が挙げられます。
- 一部しか匿名配送ができなくなっている
- メルカリよりユーザー数が少ない
- 購入申請が面倒
一部しか匿名配送ができなくなっている
ラクマで匿名配送ができるのは日本郵便と提携した配送サービスのみになります。そのため、郵便局かローソンに持ち込まないと匿名配送にすることができません。
メルカリ便の場合はセブンイレブンやファミリーマートでも匿名配送にできるので、最寄りにこれらの施設がない人の場合はデメリットになると言えます。
メルカリよりユーザー数が少ない
ラクマはメルカリよりもユーザー数が少ないため、メルカリより売れにくいというデメリットがあります。そのため、商品がすぐに売れるというよりは、出品してじっくりと売れるのを待つというイメージになります。
ただ、ラクマは今後利用者数が増えてくると予想されるので、このデメリットについては解消されていくと考えられます。
購入申請が面倒
購入申請は他のフリマアプリにはない、ラクマの独自システムになります。この購入システムを使うことによって、横取りを防止したり悪い評価の人を避けたりすることができるというメリットがあります。
しかし、逆にこのシステムを使うと取引のステップが増えてしまい面倒が増えるため、使っていない人も多いです。購入申請があると即時仕入れをすることが出来ないため、購入する際にはデメリットが大きいと言えるでしょう。
paypayフリマの特徴
paypayフリマは2019年に登場したフリマアプリで、ヤフー株式会社が運営しています。メルカリやラクマの対抗サービスとしても注目されていて、利用者も増え続けている注目のサービスとなります。
まだスタートしたばかりのサービスですが、他フリマアプリにはない機能も存在します。
paypayフリマを利用するメリット
paypayフリマを利用するメリットとして下記が挙げられます。
- 全商品送料無料
- 「価格の相談」という機能がある
- ZOZOTOWN商品の出品が楽
全商品送料無料
paypayフリマは全品送料無料なので、商品を購入する場合は便利です。リサーチする際にも最安商品を見つけやすいという点がメリットと言えます。
「価格の相談」という機能がある
paypayフリマには「価格の相談」という機能があり、これは販売価格の80%未満の価格にはできないようになっています。
そのため、paypayフリマでは極端な値下げ要求ができないようになっており、煩わしいやり取りを避けることができます。
ZOZOTOWN商品の出品が楽
paypayフリマは2020年7月1日にZOZOTOWNで購入した商品を簡単に出品できるサービスを始めました。
データ連携で入力項目が削減されているので、ZOZOTOWNで購入した服などを販売する場合はpaypayフリマが便利です。
paypayフリマを利用するデメリット
paypayフリマを利用するデメリットは下記が挙げられます。
- 利用者数が少ない
- 手数料が高め
- 出品者が送料負担する必要がある
利用者数が少ない
paypayフリマはフリマアプリの中では後発なので、メルカリやラクマと比べるとユーザー数がそこまで多くありません。そのため、売りやすさや買いやすさという点で言うと他フリマアプリよりも劣る部分があると言えるでしょう。
手数料が高め
paypayフリマの手数料は10%となっており、ラクマの3.85%と比べると高めに設定されています。そのため、なるべく利益を残したいという人にとっては、この手数料の高さがデメリットになると言えます。
出品者が送料負担する必要がある
paypayフリマは全商品送料無料ですが、出品者からするとこれはデメリットとなります。
そのため、安い金額で出品すると利益が大きく減ってしまう可能性があるので、ある程度単価が高い商品を販売していくといいでしょう。
まとめ
利便性 | ユーザー数 | 手数料 | 匿名性 | サポート体制 | |
メルカリ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | △ |
ラクマ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ |
paypayフリマ | ◎ | △ | △ | ◯ | ◯ |
ここまで、各種フリマアプリ(メルカリ、ラクマ、paypayフリマ)の特徴について解説してきました。「自分はどのフリマアプリを使っていったらいいんだろう?」と疑問に思っている人は下記を参考にしてみて下さい。
- 売れやすさを重視するならメルカリがおすすめ
- とにかく利益を残したいならラクマがおすすめ
- 取引の際の煩わしいやり取りを避けたいならpaypayフリマがおすすめ
フリマアプリにはそれぞれ特徴があるので、メリットとデメリットを比較しながら利用するプラットフォームを決めていっていただけたらと思います。