メルカリで販売を始めようと思うと、この商品は販売してもいいのかな?という不安がよぎりませんか?
知人からもらったけれど使わなかったブランド品や、禁煙を始めるぞ!と覚悟を決めて売ることにしたタバコなど、メルカリであれば気軽に出品して良い気がします。
しかし、気軽に出品してもよさそうなメルカリですが、出品してはいけない商品は意外と存在しているので、知らずに出品してしまうと、せっかく販売した商品の手続きが取り消されてしまうなんてことも出てきます。
そこで、このページでは、メルカリで出品してはいけない商品について紹介していきます。
出品してはいけない商品以外にも、禁止されている取引や配送方法など、これからメルカリを活用しようと考えている初心者の方が知っておくべき禁止事項についてもお伝えしていきます。
禁止事項を行ってしまうと、メルカリからのペナルティだけではなく、逮捕されてしまうような法令に触れるものもあります。
メルカリを安心して始めたい方は、読んでおくべき内容になっていますよ。
メルカリで販売してはいけない商品【基本編】
まずはメルカリで販売してはいけない商品の基本編を紹介していきます。
紹介する内容はこちらです。
- ブランド品などの偽物
- 知的財産権を侵害する商品
- 不正なルートで仕入れた商品
- 象牙など
- 契約などが残っている、もしくは利用制限のある携帯
それでは順番に確認していきましょう。
基本編① ブランド品などの偽物
メルカリでは、ブランド品の偽物の出品はNGです。
実際にブランド品の偽物を販売してしまい、逮捕されるというニュースを見かけるので、偽物を販売しないように注意しましょう。
たとえ偽物だと知らずに販売したとしても、購入者が偽物だと気づいて警察に行くケースもあります。
そのため、ブランド品を出品する際は、正規のルートで仕入れたなどの証明ができるように準備しておきましょう。
基本編② 知的財産権を侵害する商品
メルカリでは、知的財産権を侵害する商品は出品できません。
知的財産権を侵害するケースとしては、著作権や商標権の権利者に無断で出品している場合です。
例えば、アニメのキャラクターを無断でプリントしたTシャツを販売した場合、知的財産権を侵害したことになります。
他の販売者がプリントしてるからいいのでは?と思うこともありますが、その販売者は許可を得て販売しているかもしれません。
それなのに、許可を得ずに販売してしまうと、許可のない販売者は取引のキャンセルや利用制限などのペナルティーを受けることになります。
基本編③ 不正なルートで仕入れた商品
メルカリでは、不正なルートで仕入れた商品の販売を禁止しています。
不正なルートで仕入れた商品としては、盗んだ商品が代表的です。
盗んだ商品の販売が発覚した場合は、メルカリ的には取引のキャンセルや利用停止という措置となります。
しかし、盗んだ商品を出品しているということは、盗んでいる時点で犯罪ですから、捜査機関へ通報されるケースもあるようです。
メルカリでの出品以外の目的も含め、窃盗はやめましょう。
基本編④ 象牙など
象牙そのものや象牙を加工した商品は、メルカリで出品できません。
イメージしやすい商品としては、象牙の印鑑などがありますね。
象牙以外にも、国際希少野生動植物種登録票が無ければ出品できない商品として、ヒョウやトラの剥製や毛皮などがあります。
申請のハードルは非常に高いため、他の商品を取り扱った方が無難です。
基本編⑤ 契約などが残っている、もしくは利用制限のある携帯
契約が残っているスマホや携帯は、メルカリで販売することができません。
契約以外にも、支払いが残っているスマホや携帯も同じく出品不可です。
さらに、利用制限のかかった端末も出品してはいけません。
支払いが残っているのか?完済済みなのか?については、正式に証明する必要があるため、完済済みであることがわかる書類なども提示しましょう。
他にも、SIMカードやプリペイド式の携帯も、契約が残っている場合は出品出来ないので注意しましょう。
メルカリで販売してはいけない商品【犯罪編】
続いて、メルカリで販売してしまうと犯罪に関与してしまうかもしれない商品例を紹介していきます。
- 犯罪に使用される商品
- 殺傷能力がある商品
- 安全性に問題がある商品
それでは、順番に確認していきましょう。
犯罪に使用される商品
メルカリでは、犯罪に使用される恐れのある所品は出品できません。
犯罪に使用される商品と言われると、銃刀法違反になるような商品をイメージするかもしれませんが、それ以外にも対象となる商品があります。
例えば警察の制服を販売した場合、警察の制服を手に入れた誰かが、警察のふりをして犯罪を犯すかもしれません。
物販と関係の深い配送業者関連でいうと、配送業者が着ている制服を犯罪者目的で手に入れた場合、宅配業者に成りすまして犯罪を犯すかもしれません。
このように、犯罪に繋がる恐れのある商品は、メルカリで販売しないようにしましょう。
殺傷能力がある商品
武器になってしまうような商品は、メルカリで販売してはいけません。
分かりやすいものとしては、拳銃や刀などが銃刀法違反でNGですね。
拳銃や刀に関しては、出品がNGという次元ではなく、所持していること自体がすでに犯罪です。
また、身を守るために使用する催涙スプレーやスタンガンと言った護身用のアイテムも、武器になると判断されるので出品出来ない商品になります。
他にも、エアガンでさえ武器扱いとなり、出品できないので、武器になりそうな商品は出品できないんだなと認識しておきましょう。
安全性に問題がある商品
メルカリでは、人の体に危険を及ぼすような商品や、危険物の出品はできません。
人の体に危険な商品としては、劇薬や毒物などが当てはまります。
危険物の例としては、ガソリンや火薬などの引火物があげられます。
花火でさえ危険物扱いとなり出品できないので、火薬系の商品に対してはかなり慎重な取り扱いとなっているのがわかります。
引火した場合に大変なことになる商品は、メルカリでは出品しないようにしましょう。
メルカリで販売してはいけない商品【アダルト編】
続いて、メルカリで販売してはいけないアダルト関連の商品について紹介します。
紹介する内容はこちらです。
- アダルト関連の商品
- スクール水着や使用済みの下着など
それでは内容を確認していきましょう。
アダルト関連の商品
メルカリでは、成人向けの商品やR18指定のアダルトグッズの出品を禁止しています。
アダルトDVDやアダルト系のゲームがそれにあたります。
大人のおもちゃ的な商品も、アダルトグッズとなるため、出品はできません。
直接的なアダルト商品以外でも、性的な表現の描写があることで、アダルト商品と認識されることもあります。
出品の際には、その商品がアダルト関連の商品ではないか、今一度確認してみましょう。
スクール水着や使用済みの下着など
メルカリでは、スクール水着や使用済みの下着なども出品できません。
使用済みの下着となると、アダルト商品と認識されるのも理解できますが、スクール水着もダメなのでしょうか?
単純に着なくなったスクール水着を出品することは、悪いことではない気もしますよね。
しかし、スクール水着をアダルト目的で手に入れようとする購入者がいるとも限りませんから、スクール水着も出品NGとなってしまっています。
もしも不要なスクール水着がある場合は、同じ学校に通う知人に譲るなど、メルカリでは販売しないようにしましょう。
メルカリで販売してはいけない商品【医療編】
続いて、メルカリで販売してはいけない医療関連の商品について紹介していきます。
お話しする内容はこちらです。
- 医薬品や医療機器
- 法律に触れるサプリメント
それでは内容を見ていきましょう。
医薬品や医療機器
メルカリでは、医薬品や医薬品に該当する成分が含まれている商品の販売が禁止されています。
人が使う医薬品以外にも、動物用の医薬品についても禁止となっています。
また、医療機器に関しても、法律上の許可などが必要な機器に関しては販売NGとなっています。
医薬品以外にも、医薬品に該当する成分が含まれていること自体がアウトなので、医薬品関連の商品の販売は、よほどの知識が無い限り避けた方がいいでしょう。
法律に触れるサプリメント
メルカリでは、法令に触れるようなサプリメントの販売は禁止です。
具体的に出品できない商品として、医薬品に該当する成分が入っているサプリメントがわかりやすく法令に触れるサプリメントとなっています。
また、医薬品に該当する成分が入っていなかったとしても、成分の形成的に法律に触れてしまうサプリメントについては、こちらも出品してはいけないルールです。
他にも、人の体にとって危険なサプリメントと判断された商品は、出品が取り消されたり、取引がキャンセルされるなどのペナルティーがあります。
メルカリで販売してはいけない商品【健康・美容編】
続きまして、健康商品や美容商品の中で、販売NGの商品について紹介していきます。
この項目でわかる内容は以下のようになっています。
- 許可なく製造した化粧品類
- 安全面や衛生面に不安がある食品類
- たばこや葉巻
- 農薬や肥料
- 規制薬物・危険ドラッグ類
それでは、健康や美容商品について確認していきましょう。
許可なく製造した化粧品類
メルカリでは、手作りの化粧品や、個人的に海外から仕入れた化粧品は、薬機法的に販売できないので、出品NGとなっています。
化粧品類と聞くと、メイク用品をイメージするかと思いますが、ボディケア用品や香水なども化粧品類と認識します。
他にも、化粧品や香水などを小分けにして出品することも、取引キャンセルや利用制限の対象となるので、小分け販売も行わないようにしましょう。
安全面や衛生面に不安がある食品類
メルカリに食品類を出品する場合、安全な食品のみを出品するというルールがあります。
安全面と言うのは、消費期限・賞味期限がわかることは当然ですが、未開封の食品であることも出品の条件に入ります。
さらに、賞味期限以内だったとしても、購入者のもとに到着してから1週間以内で賞味期限が切れてしまう場合は、販売できないという決まりもあります。
他にも、生のお肉や魚介類は出品できず、保管方法が要冷蔵の食品も販売できません。
食品類が在庫になってしまうと、消費期限や賞味期限によって廃棄しなければいけなくなるので、期限の管理が重要になってきます。
たばこや葉巻
たばこや葉巻も、メルカリでは出品できません。
当然、普通のたばこも販売できませんが、電子タバコやリキッドに関しても出品NGとなっています。
分かりやすいたばこ以外にも、ニコチンやタールが含まれている製品であれば、基本的に出品してはいけないというルールです。
たばこ関連の商品は出品しないようにしましょう。
農薬や肥料
農薬には農薬取締法、肥料には肥料取締法というのもがあり、メルカリでの出品に制限があります。
都道府県知事への登録や届け出などの手続きを行い、販売が許可されている出品者であれば販売可能になりますが、そうでなければ出品してはいけません。
また、小分けした形の農薬に関しても出品不可で、この場合は届け出を行っている販売者であっても出品NGとなります。
ただし、肥料に関しては小分けしていても保証票のラベルが添付されていれば出品可能となります。
このように、農薬や肥料の販売には、複数のルールが設定されているので、出品の際には注意しましょう。
規制薬物・危険ドラッグ類
メルカリでは、規制薬物や危険ドラッグの出品を禁止しています。
法令で厳しく取り締まれている覚せい剤や大麻、麻薬などは、わかりやすく出品NGです。
法令で取り締まられていない商品についても、毒性がある製品や、興奮や性力増強のために利用されるような商品は出品してはいけないことになっています。
合法とつくものであれば問題ないかな?と思われがちですが、合法ハーブなども出品してはいけません。
そのため、販売しようと考えている商品が危険ドラックかもと思うようでしたら、出品は見合わせておいた方がいいでしょう。
メルカリで販売してはいけない商品【お金編】
メルカリでは、お金に関する商品も販売してはいけません。
お金と言っても現金だけではありませんから、しっかり確認しておきましょう。
この項目でわかる内容はこちらです。
- 現金やクレジットカード
- 転売目的のチケット
それではお金の出品について、詳しく見ていきましょう。
現金やクレジットカード
メルカリでは、現金やクレジットカードの出品が禁止されています。
具体的には、現在流通している日本の現金や、海外の貨幣も禁止の対象となっています。
また、SuicaやWAON、楽天Edyなどのプリペイドカードも、チャージされているものは販売NGです。
金券も出品してはいけない商品として指定されています。
他にも、クレジットカードとキャッシュカードは、メルカリで出品してはいけません。
ということで、直接現金というわけではなくても、これはお金だなと感じるような商品については、出品しないようにしましょう。
転売目的のチケット
転売目的で仕入れたと思われるチケットは、メルカリで出品してはいけません。
とはいえ、あくまで転売目的での販売がNGという話しなので、すべてのチケットがNGということではありません。
例えば、楽しみにしていた野球やサッカーなどの試合に行けなくなってしまったというケース。
この場合、本来は試合に行きたかった前提でしたが、都合により仕方なく出品する形になります。
そのため、スポーツ観戦のチケットであっても出品可能です。
ただし、仕方なくの出品であっても、記名式のものや、個人情報の登録があるタイプのチケットは出品できず、本人以外が使えないチケットについても出品出来ないルールとなっています。
ちなみに、2020年の東京オリンピック、そしてパラリンピックのチケットは、有効なチケット以外にも、無効なチケットが存在するため、出品が禁止されています。
東京オリンピックのチケットを販売するという方は、メルカリでは出品しないようにしましょう。
メルカリで販売してはいけない商品【情報編】
メルカリでは、情報に関する商品は販売してはいけないルールになっています。
どのような情報を販売してはいけないかについては、下のようになっています。
- 個人情報を含む出品・投稿
- 領収書や公的証明書類
- ゲーム内通貨やゲームアカウントなど
それでは詳しく見ていきましょう。
個人情報を含む出品・投稿
メルカリでは、個人情報を含む商品の販売を禁止しています。
個人情報を含む商品としては、運転免許証や保険証などの身分証明書や、住民票や戸籍謄本などの住所や名前が記載されているもののことです。
メールアドレスや名刺についても、個人情報とみなされるので覚えておきましょう。
意外な個人情報としては、卒業アルバムや名簿も出品できない個人情報となっています。
有名人になった同級生が載っているからと言って、卒業アルバムを出品しないようにしましょう。
このように、個人情報は自信の情報だけでなく、他人の情報についても販売してはいけません。
領収書や公的証明書類
領収書や公的証明書などの書類についても、メルカリで販売してはいけません。
領収証や公的証明書は、悪用することで脱税に利用されてしまうことがあるため、犯罪に関与させないためにも出品NGとなっています。
領収書に近い書類としては、レシートも出品してはいけない書類に位置しています。
運転免許証は個人情報が記載されているため出品できないというお話をしましたが、公的証明書という意味でも出品してはいけません。
他にもマイナンバーカードや出入国用パスポートなども、出品してはいけないルールなので覚えておきましょう。
ゲーム内通貨やゲームアカウントなど
ゲーム内で使用できる通貨や、ゲームのアカウントなどのデータを、メルカリで販売することはできません。
例えば、スマホアプリのアカウントを売りたいと思っても、出品できないルールです。
アカウントデータの売買には、販売したアカウントが利用できないなどの問題が起こるケースがあるため、トラブル防止のために禁止となっています。
ゲーム内通貨やアイテムの出品も違反になりますし、ゲーム内の通貨やアイテムなどがもらえるシリアルコードについても販売してはいけません。
このように、メルカリではゲーム内の通貨やアカウントの販売を禁止としています。
メルカリで販売してはいけない商品【実態不明編】
メルカリでは、実態不明な商品は販売してはいけません。
実態不明な商品とは、以下のようなものがあります。
- 実体のないサービスや権利
- 手元にないもの
- サンプルのないオーダーメイド品や福袋
それでは、実態不明な商品について、詳しく見ていきましょう。
実体のないサービスや権利
メルカリでは、実体のないサービスや権利の出品を禁止しています。
実体のないサービスとは何なのか?ということですが、情報商材の販売は実体のないサービスとして扱われます。
また、お店の予約の代行や、宿題の代行などの代行や代筆にあたるものも、販売してはいけない商品となっています。
他には、占いやヒーリングなども実体のないサービスとして、出品してはいけません。
さらに、別荘や家の貸し出しも、実態が無いカテゴリーとして、出品NGとなっています。
メルカリで商品を出品する際は、その商品に実態があるのかないのか、よく判断して出品するようにしましょう。
手元にないもの
メルカリでは、手元に無い商品を販売してはいけません。
手元に無い商品の例としては、購入者が現れてから商品を仕入れて販売するような、いわゆる無在庫物販はわかりやすく禁止行為となっています。
他にも、メルカリの購入者に対して、楽天ショップやAmazonで購入した商品を、メルカリ購入者の住所に設定して送るなどの行為も、販売時に手元に無い商品となるので禁止です。
手元にない商品を出品してしまうと、購入された後に所品が手に入らず、配送が遅れてしまうというリスクが生まれます。
さらに、最終的には商品を仕入れられずに配送できないというトラブルになってしまいます。
メルカリで出品する際は、手元に商品がある状態で出品するようにしましょう。
サンプルのないオーダーメイド品や福袋
メルカリでは、サンプルのない商品や、オーダーメイド品の販売が禁止となっています。
サンプルが無ければ購入者のイメージと違う商品が届いてしまい、トラブルのもととなるので、サンプルの写真を載せることで、不要なトラブルを避ける意味合いがあります。
福袋に関しても、何が入っているか分からないタイプの福袋は、出品が削除されることがあります。
福袋を出品する際は、中身がわかる写真を用意するなど、ランダム要素のない福袋を出品しましょう。
このように、購入者が何を購入しているのかがあいまいな商品は、メルカリに出品してはいけません。
メルカリで販売してはいけない商品【その他編】
ここまで紹介してきた商品以外にも、販売してはいけない商品は存在します。
この項目では、少し特殊な販売してはいけない商品について紹介します。
内容はこちらです。
- 受け渡しに伴う手続きが複雑な商品
- メルカリが不適切と判断した商品
それでは順番に確認していきましょう。
受け渡しに伴う手続きが複雑な商品
メルカリでは、受け渡しのための手続きが難しい商品について、出品してはいけません。
例えば車やバイクの売買するケースでは、その車の所有者の変更手続きが必要になるので、購入者が決まってから実際に渡すまでの手続きは複雑になります。
また、不動産系の売買についても、購入者が決まった後に行う手続きがあり、手続きの過程でトラブルが発生する可能性がある商品となります。
メルカリでの販売後にも複雑な手続きが残ってしまうような商品は、出品しないようにしましょう。
メルカリが不適切と判断した商品
上記で紹介してきた商品以外にも、メルカリが不適切な商品だと判断した場合、その商品は商品の削除や、取引のキャンセルの対象になります。
例えば、いたずら目的での出品だと判断された場合や、トラブルの原因になると判断された商品が、不適切な商品だと認識されます。
せっかく商品を仕入れて出品した結果、出品を取り消されてしまっては、仕入れてしまった費用が無駄になってしまいます。
そのため、グレーゾーンかな?と思うような商品は出品せずに、出品しても問題ないことがわかっている商品を出品するようにしましょう。
メルカリで禁止されている取引
ここまで、メルカリで販売してはいけない商品についてお伝えしてきました。
では、出品する商品にだけ気を付けていれば、違反のない利用が出来るのかと言うと、そういうわけではありません。
間違った使い方をすることで、違反になってしまうリスクがあるのです。
そこで、この項目では、メルカリで禁止されている取引について紹介していきます。
お話しする内容は以下の通りになっています。
- 独自の決済方法を促す行為は禁止
- 本来の流れと違う取引は禁止
- マネーロンダリングは禁止
- 交換や半交換は禁止
それでは禁止されている取引について、順番に確認していきましょう。
指定の決済方法以外を促す行為は禁止
決済方法に関しては、メルカリで指定されている支払い方法以外での決済は禁止されています。
例えば、銀行口座へ直接振り込むという支払方法や、現金書留での決済は禁止です。
他にも、仮想通貨での支払いや現金を手渡しするなどの支払いも禁止となっています。
また、実際に禁止されている方法で支払わなかったとしても、それを促す行為もペナルティの対象となります。
要するに、メルカリで指定されている支払い方法以外はNGという決まりなので、メルカリで用意されている支払い方法で取引するようにしましょう。
本来の流れと違う取引は禁止
メルカリでは、本来の流れと違う方法での取引を禁止しています。
本来の流れというのは、販売したい商品を販売者が出品し、購入者が購入し、発送されて受け取り評価するというような流れです。
本来の流れと違う取引になると、支払う前に発送をしてしまったり、商品到着前に評価を行ってしまったら、これは違反となります。
また、実際に違法な流れでの手続きを行わなかったとしても、それを促した時点でペナルティの対象になります。
メルカリでの取引の流れは、不要なトラブルが起こらないようにという仕組みとなっているので、トラブルに巻き込まれないためにも、メルカリのルールの中で取引しましょう。
マネーロンダリングは禁止
メルカリでは、マネーロンダリングや、テロ資金への関与となる取引を行ってはいけません。
マネーロンダリングやテロ資金と言われても、どのような行為がそれにあたるのかわからない方がほとんどですよね?
例えば、出品した本人が、別のアカウントを利用して、自分で出品した商品を購入したり、他の人に頼んで購入してもらうような行為は禁止となっています。
また、存在しない用品をクレジットカード払いで購入し、購入金額を現金化するという行為もNGとなります。
このような行為は、通常のメルカリの利用目的とは異なりますので、行なってはいけません。
交換や半交換は禁止
商品の交換を目的とした行為も、メルカリの禁止事項となっています。
例えば、5,000円の商品を販売しているAさんと、同じく5,000円の商品を販売しているBさんがいたとします。
お互いがお互いの商品を気に入り、購入したいと考えた場合、5,000円で商品を購入するのが普通の取引です。
しかし、5,000円での購入となった場合、10%の手数料として500円をメルカリに支払うことになります。
そこで、お互いが値引きしあって1,000円で取引を行うことで、メルカリに支払う手数用を100円に抑えることができます。
販売者にとっては手数料が安くなるので嬉しいことですが、手数料が減ってしまうメルカリにとっては困った行為です。
そのため、商品の交換を目的とした値引きや、完全な交換行為は禁止となっています。
メルカリを使わせていただいているわけなので、不正利用にあたる行為はやめましょう。
メルカリで禁止されている配送方法
続いて、メルカリで禁止されている配送方法についてお話ししていきます。
お伝えする内容はこちらです。
- 送料込みの商品の着払いは禁止
- 商品の宛先の郵便局留めは禁止
- 手渡しを強要する行為は禁止
- 支払い前に発送を促す行為は禁止
- 商品の海外からの配送は禁止
それでは、配送についての禁止事項について確認していきましょう。
送料込みの商品の着払いは禁止
メルカリでは、送料込みで販売した商品を、着払いで発送することを禁止しています。
購入者は送料込みで商品を購入しているわけですから、着払いで届いてしまったらクレームものですね。
送料込みで出品した際は、必ず販売者が送料を支払うようにしましょう。
商品の宛先の郵便局留めは禁止
メルカリでは、商品の配送を郵便局留めにする行為をしてはいけません。
郵便局留めにしてしまった場合、その商品の受け取りが遅れてしまったり、受取人が不明になってしまうなど、トラブルの原因になるためです。
実際に郵便局留めを行っていない場合も、それを促してしまうとペナルティの対象となってしまいます。
ただし、クロネコメンバーズの機能の利用や、ゆうゆうメルカリ便の「郵便局/コンビニ受取」を利用する場合は、違反とはなりません。
手渡しを強要する行為は禁止
メルカリでは、商品を手渡しするように強要する行為は禁止となっています。
例えば送料を支払うのが嫌と言うことで、直接取りに行くから手渡ししてほしいということを強要する行為はNGとなります。
また、手渡しと言うことは、知らない人同士が会うことになるので、事件に巻き込まれる可能性がある危険な行為です。
そのため、手渡しでのやり取りは行わないほうが無難です。
支払い前に発送を促す行為は禁止
メルカリでは、購入者が支払いを行う前に、商品の発送を促すことを禁止しています。
「本来の流れと違う取引は禁止」の項目でもお話ししましたが、本来の流れと違う順序で手続きを行うことで、不要なトラブルが起こる可能性が出てきます。
本来の流れ以外で取引を行った場合、メルカリからのサポートは一切受けられないので、メルカリのルールの中で取引を行うようにしましょう。
商品の海外からの配送は禁止
メルカリでは、商品を海外から発送することを禁止としています。
例えば、海外在中の販売者だった場合、基本的には海外から発送することになるため、メルカリで出品することはできなくなります。
しかし、海外在中の方が出品する場合であっても、発送を日本から行うということであれば問題ありません。
とはいえ、海外に住んでいるのにもかかわらず、日本から発送するとなると手間なので、基本的には国内在中の方の利用をおすすめします。
メルカリで禁止されている出品方法
ここからは、出品方法として禁止されている行為を紹介します。
出品してはいけない商品と若干被る部分もあるので、すでに紹介していない内容をお伝えしていきます。
この項目でわかる内容はこちらです。
- 状態がわからない商品の出品は禁止
- 販売を目的としていない出品は禁止
- 代理で出品する行為は禁止
- オークション形式での出品は禁止
- 複数の商品からの選択形式の出品は禁止
- 返品に応じないという記載は禁止
- 虚偽や偽りの情報の記載は禁止
- 他の出品者の写真や文章の無断使用は禁止
たくさんありますが、順番に確認していきましょう。
状態がわからない商品の出品は禁止
状態のわからない商品の出品は、メルカリの利用方法として禁止されています。
例えば、販売している商品の画像が無い商品や、画質が悪くて商品の傷などが見えない商品は、商品の状態がわからない商品の対象になります。
メルカリで商品を出品する際は、画質が良く、傷や汚れなどの状態がわかる写真を掲載するようにしましょう。
その方が、販売後のクレームも起こりにくいというメリットがありますよ。
販売を目的としていない出品は禁止
販売を目的としていない商品の出品は、メルカリの利用ルールとして禁止行為となっています。
例えば売り切れた商品を出品し「売り切れ」などと記載し、購入させないという行為ですね。
また、画像を使うなどして「値下げ中!」などをアピールし、他の出品ページへ誘導するような行為も、そのページでの販売を目的とはしていないわけなので、禁止行為にあてはまります。
他にも「この商品があったら譲ってください!探しています!」というような、もの探しのためにメルカリを利用する行為はNGとなっています。
代理で出品する行為は禁止
メルカリでは、代理で出品する行為を禁止しています。
例えば知り合いにお願いして、出品しておいてもらうという行為は違反になるということです。
そのため、メルカリに出品する操作は、メルカリに登録しているアカウントの本人で行いましょう。
オークション形式での出品は禁止
メルカリでは、オークションタイプの出品を行ってはいけません。
オークション形式であれば、予定よりも高額で購入者が現れるかもしれませんが、メルカリは価格を決めて販売するルールとなっています。
逆に、値引き交渉があった場合、あるユーザーが500円引きで購入する!と提案してきたとして、もう一人のユーザーが300円引きで購入したい!と提案してもらえれば、300円引きのユーザーに販売することは可能です。
ただし、これはオークションではなく、値引き額が少ない方に販売するという方法なので、設定額以上での販売にはなりません。
オークション形式で販売したいのであれば、ヤフオクなどを活用しましょう。
複数の商品からの選択形式の出品は禁止
メルカリでは、複数の商品から選択しないと購入できないという出品方法は禁止されています。
例えば、購入のためにA・B・Cという商品から選んで、どの商品を購入するか決めなければならないという販売方法だった場合、この出品は違反ということになります。
A・B・Cという商品を販売したいのであれば、AにはA用の販売ページを作成し、BにはB用の販売ページを作成する形で出品しましょう。
返品に応じないという記載は禁止
メルカリでは、返品に応じないなどの記載をしての出品は禁止されています。
例えば「返品不可」という記載が違反に当たります。
出品を行うからには、商品に問題があった場合は返品に応じる必要があります。
返品以外にも、ノークレームやノーキャンセルなどの記載もNGです。
返品が嫌なのであれば返品を希望されないように、商品説明や画像を使い、購入者のイメージに合った商品を販売するようにしましょう。
虚偽や偽りの情報の記載は禁止
メルカリでは、偽造された商品の出品や、嘘の情報を記載した出品を禁止しています。
明らかな嘘情報ではなかったとしても、購入者が誤解してしまうような内容で出品することもNGです。
例えば「100%痩せるサプリです!」と伝えてしまうと、購入したら絶対に痩せられると勘違いさせてしまいますよね?
そんな時は「ダイエットをサポートしてくれるサプリです」という表現を使うことで、絶対に痩せられる商品という誤解を与えずに販売できます。
他にも、傷のないきれいな商品写真を掲載しておきながら、実際に販売しているのは傷のある商品だった場合も嘘の情報となります。
虚偽や誤解を招く内容は、購入者にとって不利益でしかありません。
必ず真実を伝えるようにしましょう。
他の出品者の写真や文章の無断使用は禁止
メルカリでは、他の出品者が掲載している画像や文章を、無断で使ってはいけません。
出品しようと思った商品を、他の販売者が出品していた場合、すでに画像や説明文が存在している状態になります。
その写真や説明文が素敵だったからと言って、無断で使用してはいけないということです。
これは、商品の写真だけでなく、例えばプロフィール画像を無断で使用することも違反ですし、プロフィール文を無断で使用することもNGとなります。
迷惑行為などで禁止されていること
禁止事項の最後の項目として、迷惑行為についてお話ししていきます。
この項目でわかる内容は以下の通りです。
- メルカリアカウントの不正利用は禁止
- 低俗・わいせつな行為は禁止
- 差別につながる行為は禁止
- 公序良俗に反する行為は禁止
- 外部サービスなのへの誘導や勧誘は禁止
- 選挙活動に関する行為は禁止
- 違法行為自体やそのサポートは禁止
禁止事項が多くて疲れているかと思いますが、最後の項目なのであと一息、確認しておきましょう。
メルカリアカウントの不正利用は禁止
メルカリでは、アカウントの不正利用は禁止行為となっていまっす。
例えば、複数のアカウントに登録することは禁止事項となっています。
また、他人のアカウントを利用したり、他人に成りすましたりする行為も禁止です。
他にも、アカウントを販売するなど、誰かに譲る行為も行ってはいけません。
アカウントは、ご自身のアカウントを1つだけ利用するようにしましょう。
低俗・わいせつな行為は禁止
メルカリでは、低俗、わいせつな行為は禁止されています。
例えば、商品を着用した写真を掲載するとして、露出度の高い写真を掲載するのはNGです。
また、露出度の高い写真を要求する行為も同じく禁止となっています。
他にも、性的行為の要求や、ブルセラ関連についてもNG行為とされています。
わいせつな商品の提供以外にも、説明文やコメントなどで性的な発言を行うことも禁止されています。
差別につながる行為は禁止
メルカリでは、人種差別や性差別になる行為を禁止しています。
例えば「日本人のみに販売します」という販売の場合は、人種差別になるので行ってはいけません。
また、宗教的な差別や職業による差別なども行わないように、平等に出品する必要があります。
そのため、メルカリで出品する際は、差別のない販売を行うことが大切になります。
公序良俗に反する行為は禁止
メルカリでは、公序良俗に反するような行為は禁止となっています。
公序良俗と聞くと難しく感じるので、例を紹介すると、臓器や血液などの人の体を販売する行為は公序良俗に反します。
また、生き物の出品もNGですし、犯罪を助長するような行為も行ってはいけません。
他にも、商品の説明文の項目やコメントへの投稿についても、他人を不快にするような内容の書き込みは禁止されています。
メルカリを利用する際は、公序良俗に反するような行為は行わないように気を付けましょう。
外部サービスなのへの誘導や勧誘は禁止
メルカリでは、外部のサービスへの誘導を禁止しています。
外部のサービスへ誘導する行為としては、例えばツイッターへ誘導して、そちらでやり取りをするような行為ですね。
ツイッターの方で直接商品のやり取りを行い、メルカリでの取引が行われないという形になってしまいます。
SNSでやり取りを行いたいのであれば、メルカリを経由するのではなくSNSで集客を行い、自身の力で販売するようにしましょう。
選挙活動に関する行為は禁止
メルカリでは、選挙活動を目的とした行為を行ってはいけません。
メルカリを利用する目的は、商品の販売や購入ですから、選挙活動に利用していては目的が変わってしまいます。
それでも、選挙のために少しでも知名度を上げようと、メルカリにて選挙活動に関する行為を行うケースがあるようです。
メルカリは商品の売買を目的とした場所なので、選挙活動に利用することはやめましょう。
違法行為自体やそのサポートは禁止
メルカリでは、ここまで紹介してきた違法行為や禁止事項を行うこともいけませんが、禁止されている行為をサポートすることも行ってはいけません。
違法行為によっては、法律的にアウトなものもあるので、メルカリでペナルティを受けるだけでは済まないケースもあります。
犯罪者になってしまわないためにも、メルカリが用意してくれているルールの中で、商品の販売や購入を行いましょう。
メルカリで販売してはいけない商品 まとめ
メルカリで販売してはいけない商品として、偽物の商品や不正なルートで仕入れた商品などがありました。
犯罪に関わるような商品やアダルト関連の商品、お金など、知らずに販売してしまいそうな商品もあるので、出品を始める前に、販売する予定の商品は違反にならないものか、必ず確認してから出品すると安心ですね。
販売してはいけない商品以外にも、禁止されている取引方法や配送方法も決められているので、メルカリを利用するマナーとして把握しておくことをおすすめします。
ルールが多くて面倒だなと思うかもしれませんが、このルールのおかげで利用者の安全が守られているわけなので、メルカリを安心して利用するためにも、このルールを守るようにしましょう。