商品を配送する際に、どんな入れ物に入れて送ろうか迷うことはありませんか?
入れ物のサイズから緩衝材についてなど、初めて商品を発送する際は迷うことがたくさんあります。
そこで、このページでは梱包資材の選び方や入手方法について紹介していきます。
梱包資材の選び方の基本
まずは梱包資材選びの基本について紹介します。
お話しする内容はコチラです。
- 商品のサイズに合った梱包資材を選ぶ
- 不快感を与えない梱包資材を選ぶ
- 契約中の配送業者の梱包資材を選ぶ
- 費用が安い梱包資材を選ぶ
それでは順番に、梱包資材選びの基本について確認していきましょう。
基本① 商品のサイズに合った梱包資材を選ぶ
梱包資材選びの絶対的な基本として、サイズの合った梱包資材選びを行います。
例えば、商品に対して小さなダンボールを使用した場合、商品でダンボールが膨らんでしまい、見た目が良くありません。
見た目だけでも問題ですが、ダンボールと商品との隙間が不十分になるので、商品が壊れるリスクが高くなってしまいます。
逆に、大きなダンボールに小さな商品を入れてしまうと、ダンボールと商品の間に隙間が出来てしまい、商品がガタゴトと揺れて壊れるリスクが高まります。
商品とダンボールの隙間を埋めようとして、隙間に梱包資材を詰めることで対策はできますが、詰めた梱包資材の費用が余計に必要になります。
さらに、ダンボールのサイズによる配送料の違いも出てくるので、無駄に大きなダンボールを使用することで、配送料まで高くなってしまいます。
そのため、梱包資材は商品に最適な資材を選ぶ必要があります。
基本② 不快感を与えない梱包資材を選ぶ
梱包資材の選び方の基本として、購入者を不快にさせない資材選びは大切になります。
例えば、箱に入れて届けば問題ないでしょ?と判断し、スーパーで利用して野菜の臭いが付いたダンボールで梱包したとします。
野菜の臭いがするダンボールで梱包したわけですから、購入者のもとに届いた際も、そのダンボールからは野菜の臭いがするはずです。
しかも、肝心な商品にまで野菜の臭いが付いてしまっていたら、場合によってはクレームになってしまいます。
発送先は商品を楽しみに待つ購入者です。
購入者の満足度を上げるためにも、梱包資材は購入者の方を不快にさせないような資材を選ぶようにしましょう。
基本③ 契約中の配送業者の梱包資材を選ぶ
梱包資材選びの選択肢として、配送業者の梱包材を利用するという選び方があります。
例えばクロネコヤマトで配送する場合、クロネコボックスというダンボールが大きさにより120円~330円で用意されています。
商品が本であれば、クロネコ袋という本サイズの商品に最適な袋が用意されているので、サイズに合わせて選ぶことができます。
このように、普段利用している配送業者が用意している梱包資材は、せっかくなので活用すると良いでしょう。
基本④ 費用が安い梱包資材を選ぶ
梱包資材の選び方の基本として、費用が安く済む資材を選ぶことも大切になってきます。
せっかく商品を販売しても、梱包材の費用が高ければ利益率が下がってしまいます。
利益率を上げるためにも、梱包材の費用は安く抑えるようにしましょう。
必須となる梱包資材はコレ!
続いて、必須となる梱包資材について紹介していきます。
必須の梱包資材は以下のようになっています。
- ダンボール
- プチプチ
- 紙の緩衝材
- テープ類
それでは、必須の梱包資材について確認していきましょう。
必須な資材① ダンボール
物販を行う上で、ダンボールは必須の梱包資材です。
大きすぎるダンボールを使用すると、商品とダンボールの隙間に緩衝材を多く詰め込むなど、余分な梱包資材が必要になるので、適切なサイズのダンボールを用意しましょう。
また、大きすぎるダンボールを使用してしまうと、ダンボールの大きさのせいで送料が高くなることがあります。
適正な送料で配送するためにも、ダンボールは商品に合わせたサイズを用意しましょう。
必須な資材② プチプチ(エアパッキン)
物販にはプチプチも欠かせない梱包資材です。
小さいころ、荷物の中にプチプチが入っていると、誰がプチプチするのか、取り合いになったこともありますよね?
あのプチプチは、商品を衝撃から守ってくれる大切な梱包資材なので、物販を行う際には非常に重宝します。
この商品なら割れないだろうと思った際も、念のためプチプチを巻いておくと安心感がありますよ。
商品をプチプチで包んでおくことで、万が一の水濡れ対策にもなるので、水濡れ防止の意味でも積極的に活用しましょう。
必須な資材③ 紙の緩衝材
商品を衝撃から守ってくれる紙の緩衝材も、物販を行う上で必要な梱包資材です。
ダンボールと商品の隙間に詰めておくことで、商品がガタガタと動いてしまうことを防ぎます。
新聞紙を緩衝材に利用しているケースもありますが、物販をビジネスとして行うのであれば、専用の緩衝材を用意した方が、購入した方の満足度を上げられます。
たまたま一品だけ出品するだけという場合は、新聞紙や広告の紙で代用する形でも十分です。
必須な資材④ テープ類
ダンボールのフタを止める時などに使うテープ類も、必要な梱包資材です。
コストが安く済むビニールテープや、コストも強度も高い布テープなど、用途に合わせたテープは必要になります。
軽めの商品であればビニールテープで十分ですが、重たい荷物を梱包する場合は布テープを利用すると、破れるリスクが少なくなりますよ。
梱包資材のおすすめな入手方法を紹介
それでは、先ほど紹介した必須の梱包資材の入手方法についてもお伝えしておきます。
この項目でわかる内容はコチラです。
- ダンボールの入手方法
- プチプチの入手方法
- 紙の緩衝材の入手方法
- テープ類の入手方法
それでは、梱包資材の入手方法についても、順番に見ていきましょう。
ダンボールの入手方法
ダンボールは、郵便局や運送業者から購入することができます。
また、100均で購入したりネットで購入することもできます。
スーパーや薬局などで無料でもらうことも可能ですが、再利用されたダンボールということで、購入者が不満に思うことがあります。
そのため、できれば新品のダンボールを購入するようにしましょう。
まずは100均を探してみて、希望のサイズのダンボールがあるか確認してみましょう。
100均に無ければ郵便局で、郵便局にも希望のサイズが無ければクロネコボックスなどの宅配業者で探すという流れで購入しましょう。
プチプチの入手方法
プチプチは100均やホームセンターで購入できます。
ネットでも購入可能なので、利用用途に合わせたプチプチを探しましょう。
例えば小さいサイズのプチプチが必要ということであれば100均で購入可能です。
大きなサイズや大量にプチプチが必要というケースでは、ホームセンターやネットでの購入がおすすめになります。
紙の緩衝材の入手方法
紙の緩衝材も、100均やホームセンター、そしてネットで購入できます。
こちらも、少量であれば100均で手軽に購入し、量が多くなりそうでしたらホームセンターやネット通販で購入すると割安になります。
紙の緩衝材が少し欲しいという方は100均で、たくさん必要な場合はホームセンターやネットで入手しましょう。
テープ類の入手方法
テープ類も100均やホームセンター、そしてネットで手に入れることができます。
100均は少量を購入するには安くて便利です。
ホームセンターは100均よりも値段が高く見えますが、同じ商品に見えても長さが違うことが多く、長さを考慮すると100均よりも割安に購入できます。
まとめ買いの場合は、ネットで購入すると安く仕入れられるケースがあるので、ネットでの購入も検討しましょう。
テープ類は普段の生活の中でもあると便利なので、まずはホームセンターで1つ購入しておくと良いですね。
梱包がスムーズに行える手順を紹介
梱包資材がそろったところで、これから梱包を行うことになります。
ということで、この項目では梱包をスムーズに行うための手順について紹介していきます。
梱包の手順は以下のようになります。
- 必要な梱包資材を用意する
- 商品をプチプチで包む
- 商品とダンボールの隙間を埋める
- きれいにフタをする
それでは順番に、梱包の手順について確認していきましょう。
梱包手順① 必要な梱包資材を用意する
まずは必要になる梱包資材を用意しましょう。
大きな商品であればダンボールを、軽いものであれば封筒などを用意します。
そして、商品を守るプチプチと、ダンボールとの隙間を埋める緩衝材も準備します。
他にもフタをする際に必要なテープ類も用意し、梱包を始めていきます。
梱包手順② 商品をプチプチで包む
必要な梱包資材をそろえたところで、商品をプチプチで包みます。
箱に入った商品は、箱ごとプチプチで包んでおきましょう。
箱が商品を守ってくれているので、プチプチで包む必要が無いように感じますが、より安全に配送するためには、箱もプチプチで包んでおいた方が無難です。
購入者側も、箱がプチプチで包まれている状態が標準だと思っている方がいるので、プチプチで包んでいないことで不快な気持ちにさせる可能性があります。
商品を守るため、そしてあなたの評価を守るためにも、割れたり壊れる可能性がある商品はプチプチで包んでおきましょう。
ちなみに、プチプチには裏と表が存在し、何を包むかで包み方が変わります。
基本的には平らな面を内側にし、丸みのある商品を包む際は平らな面が外側になるという認識で包んでおきましょう。
梱包手順③ 商品とダンボールの隙間を埋める
商品をダンボールや封筒などに入れて、隙間があればその隙間を埋めます。
封筒タイプであれば、隙間は無いと思いますが、ダンボールの場合は隙間があるので、緩衝材を使って隙間が無い状態にします。
隙間があることで商品が動いてしまい、破損する恐れがありますから、必ず商品が動かなくなるように緩衝材を使いましょう。
緩衝材は、商品を包み込んで守るようなイメージで使用しましょう。
梱包手順④ きれいにフタをする
商品が動いたりせずに、安全に配送できる状態になりましたら、テープできれいにフタをしましょう。
フタをする際は、手でちぎったテープではなく、きれいにカットしたテープを使いましょう。
購入者の第一印象はフタをした状態からスタートしているので、フタをしているテープが雑に手でちぎられたものでは、中の商品まで雑に扱われているのでは?と不安になってしまいます。
購入者の満足度を上げるためにも、フタをするテープも丁寧に、そしてきれいに貼りましょう。
テープでフタまでできれば、梱包は完成です。
梱包の際に絶対に覚えておくべき注意点!
この項目では、梱包する際の注意点についてお話しします。
良くない梱包を行ってしまうと、受け取った方に不快な思いをさせてしまうことになります。
そのため、注意点を知ったうえで梱包を行うことも大切になります。
この項目でわかる内容はコチラです。
- 再利用したダンボールは評価に悪影響
- 封筒にカードの直入れはNG
- 髪の毛やホコリを入れない
- 大きすぎる入れ物はコストの無駄
- 個人情報を入れない
それでは、梱包の際の注意点を確認していきましょう。
注意点① 再利用したダンボールは評価に悪影響
スーパーでもらったダンボールなど、再利用したダンボールを利用すると、購入者から低評価をもらう可能性があります。
特に野菜の臭いなど、何かの臭いがするダンボールは、購入者の方に不快な思いをさせてしまいます。
臭いが無いダンボールでも、ペットボトルの跡が付いているダンボールは、なんだか嫌なものです。
他の商品が印刷されているダンボールも、使いまわし感が出て不満に思われることがあります。
そのため、できるだけ新品のダンボールで配送した方が無難です。
もしも使いまわしのダンボールを利用する際は、商品説明欄にそのむねを記載するか、メッセージで了承を得ておくことをおすすめします。
注意点② 封筒にカードの直入れはNG
梱包の方法として、封筒にカードを直に入れての配送はNGです。
なぜなら、配送中にカードが折れたり、傷ついてしまうリスクが高いからです。
そのため、封筒にカード類を入れる際は、ダンボールや厚紙などでカードをはさんだ状態で入れましょう。
一点もののカードが破損してしまったら、返品になるだけでなく、再度出品する際の価値も下がってしまうので、良いことがありません。
もったいないと感じるかもしれませんが、カード類はダンボールや厚紙ではさみ、そのうえで水濡れ対策も行った状態で配送しましょう。
注意点③ 髪の毛やホコリを入れない
当たり前のことですが、梱包時に髪の毛やホコリは入れないようにしましょう。
「そんなこと言われなくてもわかる」と思うかもしれませんが、意外に髪の毛やホコリ入りで荷物が届くケースはあります。
例えば商品を梱包した状態で長期間保管していた場合、保管環境によってはテープの部分に髪の毛やホコリが付いてしまう場合があります。
この髪の毛やホコリを取ろうとすると、せっかく貼ったテープをはがす必要があります。
テープをはがすということは、失敗するとダンボールや封筒などが破れてしまうかもしれません。
そうなると、入れ物まで新たに用意するのがもったいなく感じるため、髪の毛やホコリが付いていても見てみぬふりで配送したくなります。
しかし、購入者の方にとっては「髪の毛やホコリのついた状態で送ってきたヤツ」になってしまい、評価が下がる可能性があります。
髪の毛やホコリは、梱包をやり直してでも取り除くようにしましょう。
また、髪の毛やホコリが付くリスクを減らすために、商品の保管場所にも注意しましょう。
注意点④ 大きすぎる入れ物はコストの無駄
梱包の際に、大きすぎる入れ物はコストの無駄なので、丁度いいサイズの入れ物を選ぶようにしましょう。
例えばダンボールの場合、小さければ120円で済むところを、大き目にしてしまうと140円になるなど、費用に違いが出てきます。
さらに、選んだサイズによっては配送料まで変わってくるので、送料を余分に支払うことになってしまいます。
だからと言って商品がギリギリ入るようなサイズを選んでしまうと、緩衝材を入れるスペースが無く、商品を壊しかねないので、ギリギリサイズも良くありません。
商品を入れる入れ物は、大きすぎず、緩衝材も入る程度の入れ物を用意するようにしましょう。
注意点⑤ 個人情報を入れない
商品と一緒に個人情報を入れないようにしましょう。
例えば、家にあったチラシや新聞紙を緩衝材として使用したとして、そこに電話番号などのメモ書きが書かれていれば、購入者に個人情報を伝えてしまうことになります。
また、直接契約の案内を送ることもやめましょう。
フリマアプリを利用していると、手数料が気になるので、直接契約をした方が得になる気がします。
しかし、その手数料のおかげで守られていることも事実です。
直接契約を行うことで、トラブルの際は誰にも守ってもらえない自己責任の状態になってしまいます。
購入者が信用できそうな場合でも、個人情報は入れないようにしましょう。
梱包資材の正しい選び方とコツ まとめ
梱包資材には、丁度いいサイズを選ぶなど、費用的な面での選び方と、相手に不快感を与えないという目線での選び方がありましたね。
梱包の際の注意点を意識し、梱包の手順を確認しながら、まずは商品を梱包してみましょう。
始めのうちは満足できないかもしれませんが、次第にうまく梱包できるようになりますよ。