物販ビジネスをするにあたって、とても重要になるのが売上管理です。その都度集計しておくことで、効率的に収益を上げるための助けとなります。
とはいえ、いちいち自分で入力して計算するのはめんどうですよね。やらなきゃと思っていながら結局放置してしまっている方も多いと思います。そこで役に立つのが「売上管理アプリ」です。アプリに売上を入力しておけば自動で処理してくれるので手軽に管理ができます。
売上管理アプリを使うメリット
売上管理アプリを利用するメリットは以下の3つです。
- 自動集計してくれる
- 現状が一目で分かる
- 確定申告が楽になる
それぞれ詳しく紹介していきます。
自動集計してくれる
Excelやスプレッドシートを利用して売上管理をしようとすると、入力した後に自分で処理しなければいけません。こういった雑務中は利益がでないため、つい後回しにしてしまいますよね。ただ、売上管理アプリを利用すれば入力するだけで自動集計してもらえるのです。
現状が一目で分かる
アプリを利用して売上をきちんとまとめておくと、現状を把握しやすくなります。現状が把握できると今後の戦略が練りやすくなり、より効率的に収益を挙げられるようになるのです。
物販ビジネスは感覚でやってしまうと利益が落ちてしまいます。例えば、
- 売れやすいから頻繁に仕入れていたが、実は利益率が低かった。
- 商品の人気がだんだん下がっているのに気づかず、過剰に在庫を抱えてしまった。
なんてミスが起こることも。売上管理アプリを使って現状を可視化し、失敗するリスクを減らしましょう。
確定申告が楽になる
売上管理アプリを使うことで確定申告が楽になります。いちいち履歴をさかのぼったり、大量の領収書を引っ張り出してきたりなどの手間が必要なくなり、確定申告寸前にバタバタせずに済むからです。
また、売上をこまめに記録しておくと税金が安くなることもあります。これは、控除額の大きい青色申告を利用できるからです。
確定申告には2種類の方法があります。
- 白色申告
- 青色申告
白色申告を利用すると控除額は10万円です。対して、青色申告を利用すると65万になります。その代わり、年間収支報告書や具体的な売上などの帳簿が必要です。経費なども含めて事細かに記帳しなければいけないためかなり大変ですが、損益全てを記録できる売上管理アプリを使って日頃から記録しておけば、何の問題もありません。
売上管理アプリの選び方
ここからは、売上管理アプリを選び方について紹介します。選ぶ際のポイントは以下の3つです。
- 利用する端末
- 利用料金
- 求めている機能
利用する端末
まずはどの端末で利用するのかを確認します。iPhone(iPad)のみ、Androidのみのアプリが多いためです。両方で利用できるものもあるため、どちらでも使いたいと考えている場合はそういったアプリを選びましょう。
利用料金
次に利用料金についてです。全ての機能が無料で使えるものもあれば、買い切り、月額制など様々な種類があります。自分が考えている予算と照らし合わせ、あらかじめ希望の料金を決めてみてください。
求めている機能
アプリにどんな機能を求めているかも重要になります。
- 在庫や顧客の管理なども一緒にしたい
- 分析するためにグラフが欲しい
- シンプルに売上を記録できればいい
など、自分が求めている機能に合わせて選びましょう。また、Amazon出品に特化したアプリなどもあるため、普段利用しているサービスと相性がいいアプリを選ぶのもいいかもしれません。
おすすめの売上管理アプリ5選
先ほど紹介したポイントを踏まえた上で、おすすめの売上管理アプリを5つ紹介します。
TapPos レジ
利用料金…基本無料(月額100円で全ての機能が利用可能)
在庫管理や統計分析なども一緒に行える多機能アプリです。企業向けに作られているので個人の物販ビジネスでは不必要な機能もいくつかありますが、使いこなせればかなりの武器になります。
また、売上などのデータがグラフで表示されるので、視覚的に分かりやすいのもメリットの1つです。
最小限の売上管理メモ
利用料金…無料
このアプリの特徴は完全無料で利用できることです。インストール後にアプリ内での課金が必要になることもありません。ただその代わり機能は最低限で、主に売上管理と顧客情報のみとなっています。そのため「売上管理さえできればそれでOK」という人にオススメのアプリです。
TapBiz
利用料金…基本無料(月額1,400円で全ての機能が利用可能)
このアプリの最大の特徴は、売上管理と一緒に在庫やスタッフの管理を行えることです。物販ビジネスは規模が大きくなると、一部の作業を外注化する機会が出てきます。そういった際に役に立つ機能が搭載されているため、どちらかというと上級者におすすめのアプリです。
Seller Book
利用料金…月額480円(1週間の無料お試し期間あり)
「Seller Book」はフリマアプリに特化した売上管理アプリです。仕入れや売上金額はもちろん、送料や梱包日などもまとめて記録できます。そのため、売上や利益をより正確に管理できるのです。
また、現在の取引状況についても表示されるため、フリマアプリを利用した物販ビジネスには最適のサービスとなっています。利用には月額料金が必要ですが、1週間の無料期間があるので是非一度試してみてください。
プライスター
利用料金…月額4,800円(申込から30日間無料)
プライスターはAmazon出品に特化したアプリです。Amazonの売上管理はもちろん、販売数や送料、Amazon手数料なども記録できます。また、返金額の入力も簡単に行えるので、トラブルやクレームがあった際にも安心です。他の売上管理アプリに比べて利用料金が高めですが、普段からAmazonで出品している方には是非おすすめしたいアプリとなっています。
まとめ
ここまで売上管理アプリについて紹介してきました。アプリを選ぶ際は以下のポイントを意識しましょう。
- 利用する端末
- 利用料金
- 求めている機能
その上で今回紹介した5つの中から好きなアプリを選んでみてください。